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2022/07/11 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
運命的な偶然というものがある。あまり深く考えない方がいい 安倍晋三元首相が死んだ。歴代総理で最長の在任期間でもあり、追悼的に生前の貢献を持ち上げる発言や報道が多いが、筆者自身は、模範となるべき地位にありながらひたすらに仲間優先、我田引水的な行動を行い、日本に必要な改革を遅らせた人物である。ご冥福を祈るが、厳しい評価を変えるつもりはない。この点では小泉純一郎氏も同罪だと思っ
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真剣にロシアを追い詰めるならイランに頭を下げればよい 昨日のNY市場では突然原油価格が急落した。WTIは110ドル台で推移していたが、一時98ドル割れまで下げ、現在100ドルに戻している。きっかけはOPECのバーキンド事務局長(ナイジェリア)の発言。「地球温暖化を抑制するために、石油・ガス産業は長年にわたって投資不足の状況が続いている。そこにコロナのパンデミック、ロシアの
2022/07/04 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
日本の低賃金、無理やり低価格維持が問題 日本の物価と低賃金の問題が議論の的になっている。日本は労働生産性が低いから賃金が上がらない、それらが低いのは中小企業だから、整理統合し生産性を上げろ、などと高飛車に構えた議論が横行している。だが、労働生産性って何だろう。 簡単に言えば、ある事業体における、付加価値の総額を労働投入量で割ったものだ。付加価値は
1-3月の-1.6%に続き4-6月も2%前後のマイナス成長が濃厚 経済学の定義では実質成長率が2四半期連続でマイナスになることがリセッションの条件。成長率速報はアトランタ連銀が公表する「GDP Now」が便利だが、昨晩公表された4-6月の数値は―2.1%で、ほぼ5月までのデータは入っている。筆者自身もマイナスとは思っていたが、最近の急速な落ち方には少し驚いている。6月分の
2022/06/27 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
海外投機筋の資金はまだたっぷり、簡単には底値を付けない 筆者が想定している基本的な流れは、米国は巨大バブル相場の収縮過程であり、2-3年かけて底値を付けに行く。相場の最後は、上げ過程で一番ブイブイ言わせていた奴が「私が間違ってました、もう堪忍してください」と泣いて謝るような厳しい下げ相場になる。当然、実質価値を大きく下回るような安値までぶっ叩かれるのだろう。25年4-5月
現在は中期サイクルの底値を試す途中 想定通り米国株が安値を更新してきた。直近の下落は、10日発表の米国CPIが予想以上に高かったことから、FRBメンバーがいわばパニック(予想外の事件に冷静さを失い狼狽すること)を起こし、15日のFOMCで、あまり賢明とは思えない0.75%利上げを決断したことであった。投票権を持つ11人のうち女性のジョージ委員のみ反対したが、委員の反対理由
2022/06/21 | ジャイコミ動画, マーケットEye, 上級, 中級, 全ての記事, 無料記事 木村喜由
6月11日にYoutubeで配信したオンラインセミナーを編集した動画を公開しました。