投資に役立つ情報メディア【ジャイコミ】個人投資家に役立つマーケット情報をお届け
2017/09/07 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
EMP(大気圏外核爆発)攻撃の示唆だけでも米国は動くだろう 米国は国連に北朝鮮への制裁強化策として、石油の禁輸と金正恩氏らの外国金融資産凍結の決議を求めた。これは経済的に息の根を止めることで北朝鮮に翻意を促す行為だが、中国とロシアは拒否権を行使するのが明らかであり、実効は期待できない。しかし昨報した通り、北朝鮮が最終目標とするICBMによる核弾頭の大気圏突入にはまだ至ってはいないものの、その成功
続きを見る
2017/09/06 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
崩壊は時間の問題としても、紆余曲折の道筋により影響度は大きく異なる 北朝鮮は8月29日に米軍基地のあるグアム島向けを意識したミサイルの実験に成功した後、9月1日に70キロトン級(広島原爆の約5倍規模)の地下核実験を成功させた。核実験の準備は事前に察知されており、驚く話ではなかったが、ミサイル実験直後というタイミングと規模には驚かされた。年初から振り返ると明らかに北朝鮮は核とミサイルの開発速度を大
2017/08/31 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
当事者それぞれの利害と面子が錯綜、取締役内部でも意見が割れる 大詰めを迎えた東芝の半導体部門の売却問題だが、裁判となっていたウェスタンデジタルと一転和解して売却の方向で纏まるかと思ったら、そうすんなりとは行かないようだ。一つの期限とされた8月末の取締役会では、役員内部の意見が割れ、結論は持ち越された。 「東芝半導体」に価値があるのは間違いないが、メインのメモリー市況が周期的に大きく変動する
2017/08/29 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
結論は「ムリです」、環境負荷軽減効果も意外に少ない 先日トヨタとマツダが業務提携を発表した。両社は2年前から安全・環境技術の開発で提携していたが、今回は一段進めてエンジン・モーターなど自動車の中核となる駆動系の開発である。すでにフランス、イギリスが2040年までの内燃機関による自動車の販売禁止を打ち出したほか、インドも2030年の販売禁止を目標としていると言われる。 ところが世界最大級のト
2017/08/24 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
どうして日本の割安大型株が売られているのか 始めに前回号の訂正。前段後段の小見出しが重複していたうち、最初の方を「やはり事件が起きた皆既日食」とします。正しい方を間違えて消していました。 このところ株価が冴えないのは、需給面からはヘッジファンド系の先物売り、中東産油国系ソブリンファンドの換金売り、国内の老人投資家や相続財産の処分売りが原因。バリュエーションや業績面からは申し分なく、今のPE
2017/08/22 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
共和党自身にもほとんど付ける薬がない 本日は米国全土を横断する形で38年ぶりの皆既日食が観察された。太陽と月の位置が獅子座の29度で重なったわけだが、米国の代表者であるトランプ氏の上昇宮も全く同じ。本日はまた、171年ぶりに土星が大衆の意識を暗示する「銀河の中心」を通過する(0度、ちなみに前回はアヘン戦争からセポイの反乱に至る植民地化と、幕末前期に当たり、欧州ではジャガイモ飢饉、米国ではゴールド
2017/08/18 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
注目日柄が集中する21日以降 マーケットは非常に重要な時期を迎えつつある。21日には米国を中心に皆既日食となり米韓合同軍事演習が開始され、24日からは米ジャクソンホールで中央銀行首脳勉強会、25日は北朝鮮の「先軍節(金日成の軍事優先主義宣言記念日)」である。 25日にグアム近海向けミサイル発射が行われる可能性は70%以上と見る。北朝鮮は資金が続く間に米国に核ミサイルを撃ち込む実行力を手に入