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2017/04/10 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
米国勢に多い金利低下予想が円高の根本的原因 米国のシリア空爆は素直に歓迎したい。シリアは北朝鮮からミサイル技術の供与を受けていたとされ、同盟国と言える。北朝鮮がこれ以上の核やミサイル開発を進めるなら次の標的はお前だというメッセージを金正恩氏に発したものである。北朝鮮による直接米国への核ミサイル攻撃が現実化し日増しにリスクが高まっており、中国以外に北朝鮮が耳を傾ける国はない以上、最も穏便な作戦は米
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2017/04/05 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
経済指標がよいのに米債券が買われドルが売られる 3月30日以来の5営業日でTOPIXは2.42%の下落。おそらくこの間に外国人は1兆円以上売り越している。日本側の悪材料は、米中首脳会談を前に北朝鮮がミサイルをぶっ放すかも、という程度しか思い当たらない。ひょっとしたら森本学園問題が安倍首相退陣の引き金になるかもと考えている外国人がいるのかもしれないが、それは無理筋だろう。 米国ではトランプ政
2017/04/03 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
もし円安になるなら経常利益率過去最高も 年度末の株式市場は本当にひどかった。年度明けの今日の市場も、結局上昇したとはいえ金融株商社株などバリュー系銘柄が冴えず、相変わらず外国人が売り続けているようだ。ただし外国人保有の少ない第二部や新興市場はその影響を受けず、特に二部はシャープが8月に一部から陥落してきた時が100円前後、今では495円と約5倍、時価総額は2兆5千億円となっているおかげもあって、
2017/03/30 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
年初から5%円高に外国人売り3兆円、それでも下がらなかったのは健闘の部類 木曜日は前週の投資主体別売買動向の発表日。通常は証券会社からの報告を集計する東証発表分を用いるが、外国人について市場外やオフショアのものを含めより厳密に見たいときは8時50分に発表される財務省のものが優れている。ただ、東証分では自己に分類される外資系証券の売買も込みになっているから、その分の配慮は必要だ。しかし年間を通した
2017/03/27 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
老朽化進んで衛生、安全面は最悪、都は風評被害を恐れ事実を隠していた 2003年以来筆者は築地市場の近所に住んでいる。04年から6年間は隅田川対岸の高層賃貸マンション、その後は銀座寄り晴海通り沿いの大型オフィスビル上層の住居部に7年住んでいる。近所で買い物や外食をすれば自然に付近の商店主や市場出入りの板前や寿司職人と親しくなるし、交通渋滞も目の当たりにしている。利害対立も含め、地元のことだから移転
2017/03/24 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
財務省理財局の「暴走」の背後に政治家はいなかったか まずは昨日の籠池氏証人喚問の論評から。もちろん筆者はメディア報道以上の証拠を持っているわけではないから、客観情勢から極めて濃厚と考えられる事実関係を推測したに過ぎないが、それなりにポイントを突けるよう考えてみた。 肝心なポイントは3-4点に絞られると思う。安倍首相夫人は森友学園側に100万円寄付したのか。森友学園の小学校新設許可の後押しを
2017/03/22 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
過剰なトランプ改革への期待が剥落しただけ、恐るるに足らず 昨夕からきな臭い動きが始まっていた。中国で複数の中小金融機関が短期資金の返済不能に陥ったということで、人民銀行が相当規模の流動性供給を行ったということである。ひょっとして不動産バブル崩壊が始まったかと身構えたが、市場の動きから見るとそれほど深刻な事態ではなかったようである。 下げが本格化したのは米国株式市場がオープンしてから。ダウは