投資に強くなる投資家メディア【ジャイコミ】個人投資家を目指す人、投資に強くなりたい人のマーケット情報配信中
2019/07/18 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
原因掴めず。一過性の売りなら明日大きく戻すが、売りが続くと20500円も 米国株式は史上最高値を付けてから2日続落。企業業績が2四半期連続減益と冴えない中で、利下げ期待に依存した上げだっただけに、利益確定の売りが出るのは当然で、多少下げても不思議はないが、東京市場が2%以上の急落に見舞われたのは意外だ。 京都のアニメ会社で大規模なテロがあったが、犯行が報じられたのは後場になってからで下げの
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2019/07/16 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
外国人の売りは止まった公算大、日銀・自社株買い・GPIFが押し上げる 決算シーズンの谷間は、割安銘柄の発掘と人気銘柄の財務的あら捜しに精を出しているが、今回ほど割安感を強く感じたことはなかったように思う。割安感といっても人により判断基準や重点の置き方が微妙に違うから、これはあくまでも個人的感想。 筆者の場合、基本的にはPERやPBRなど財務諸表をベースに判断するが、四季報、ホームページや有
2019/07/10 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
日本株比率が基準より低くなり現金比率が大幅に増えている 先週、年金資金運用独法(GPIF)の昨年度実績が公表された。運用利回りは1.52%だったがパッとしなかった理由は主に日本株の低調による。年間のTOPIXは7.26%の下落。これに配当利回り2%強が入って年間では5.09%の赤字だった。低金利で円高だったとはいえ国内債1.43%、外債2.70%はまずまず。外国株は8.12%と好調だった。
2019/07/08 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
水曜のパウエル議長証言に注目も、玉虫色の内容にほぼ決まり 7月末のFOMCでは利下げがほぼ確実というのが米国短期金利先物市場の見立てだが、これは相当に偏った見方の市場参加者の動向が強く反映されているため、推定では市場参加者平均の利下げ実施確率予想は6-7割というところだろう。金曜の雇用統計が市場の期待を裏切って?かなり強いものだったため、現時点で利下げを論理的に支援する材料は物価ぐらい。消費者物
2019/07/05 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
サムスン電子を狙い撃ち、徴用工問題と自衛隊機レーザー照射への報復措置 今回の半導体製造用化学製品の実質的対韓禁輸措置は、ついにやったかという思いである。韓国経済にとってこの効果は太平洋戦争前の米国の対日石油禁輸措置に匹敵する。なぜなら韓国の外貨獲得の大どころは、ざっくりいえばサムスン電子、現代自動車、外国人観光客が上位だが、半導体・液晶の市況下落、スマホ・自動車需要の頭打ち、THHAD配備に怒っ
2019/07/01 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
サプライズの米朝会談だが実は仕込んであった出来レース 一連の大阪G20サミットはトランプ氏のワンマンショーのようだった。昨日の突然の米朝会談も、周到に準備された見世物だったらしい。実はかなり前から外交筋が根回しを進めており、韓国の文大統領とは大阪で会っているのでわざわざ訪韓する必要はなく、少しは協力しろよと尻を叩いて板門店の会場設営をさせたとのことである。 まして世界中が注目する米中貿易交
2019/06/27 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
潮田・藤森時代の海外M&Aで巨額の含み損を抱える 25日は日産自動車、LIXILと今回の総会シーズンで最も注目される株主総会が行われた。日産については、大株主でもあるルノーが当初は西川社長らが提案した経営改革プランを受け入れず、投票権を棄権=賛成票不足で不成立となりかけたが、寸前で西川氏らがルノーを優遇した譲歩案を提示したことで総会提案通り可決した。感情的なこじれはあるものの、100年に