「 木村喜由 」 一覧

【上級者向き】超金融緩和の反作用が牙を剥く局面に

お金の神様は「いいとこどり」を許さない テレビである国内大手証券の営業系コメンテーターが自社の見解として米国の利上げはあと2回程度、米国債利回りは3.1%で上げ止まるという見方を紹介していた。ふた昔前、国内系証券というのは国際証券にいた水野和夫氏を除き、揃いも揃って株高を裏打ちする楽観的な見通しをまき散らすのが常だったが、今でもその気風が残っているかと鼻白む思いがした。自分の国でなく米国の話なの

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【上級者向き】見出し重視の投機筋主導の下げ、そろそろ買い場に

ヘッジファンドが飛びつきそうなネタが三つも揃う 週末の225先物が22570円。米国は大きく戻していたので、週明けの東京市場は平穏な展開が予想されていたが、短期筋ヘッジファンドがシャカリキになって叩き潰した。おそらく彼らは強気筋が投げるオーバーシュート的な水準になるまで売り続けるはずだ。だが割安と見た現物長期投資家が買いに出るTOPIX1650付近で岩盤に突き当たり、いったん買戻しで急反発、その

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【上級者向き】米国株の本格的な下げは中間選挙以降だろう

トランプ政権のレイムダック化で債券市場の下げ圧力強まる 予想通りの下げなのであまり言うこともないが、米国株急落の一因として人気歌手のテイラー・ツイストが民主党支持宣言をしたことが無視できないと思っている。直観的にはこれで中間選挙で共和党が上院下院とも過半数を失い、愚劣な政策を連発するトランプ政権は完全にレイムダック化すると予想している。国民・外国など政策の受け手に対するインパクトが薄れるという意

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【上級者向き】想定通りの波乱局面、落ち着いて安値拾いを

値動きの中心は投機筋の動き、株価は割安なので惑わされないように 筆者は従来から米国長期金利は一部投資家の誘導により経済実体以上に低い水準に抑えられ、その副作用としてドル安・米株高が演出されているとしてきた。年間で70兆円規模に上る米国企業の自社株買いも低金利の追い風があればこそだった。 しかし大型減税に加え長期間の景気拡大により労働需給が一段とひっ迫し、海外からの移民にも否定的なトランプ政

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【上級者向き】極端な景気敏感からディフェンシブへのシフト

中国リスクと金利上昇で一段と景気鈍感株に人気が集まる 日本株で設備投資関連の筆頭銘柄と言えば、少し前まではファナックとエレクトロンだったが、2年ほど前から世界の機関投資家の注目はFA用センサーのキーエンスにシフトしている。省力化・自動化で不可欠な分野で抜群のシェア、成長率、売上高営業利益率、ROEを誇っており、株価指標面での割高感は気になるもののバランス運用のポートフォリオに欠かせない銘柄となっ

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【上級者向き】米国10年債が大崩れ、ドル円の上昇傾向はほぼ固まった

債券強気筋がついに諦める、次は米国の財政悪化に焦点 株式投資専門の投資家は世間一般の人よりはずいぶん物知りで、こまごまとした物にも知識があるが、視点の広がりや深さ、論理性という点では債券投資家に一歩劣る。それは当然で、個人で債券投資専門という人はほとんどおらず、大抵は大手金融機関や機関投資家に所属しているプロであり、入手する情報や知識のレベルも高いからである。 しかし昨年2月以降の米国債の

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【上級者向き】露骨なマニピュレーションでNT倍率が再上昇

オーバーシュートと急反落に注意 本日より名実ともに年度下期に入ったが、225の上げはとどまるところを知らず、 本日高値は24306円に。一方TOPIXは小幅高で、NT倍率は再び13.337倍に拡大して いる。NT倍率の急上昇は8月1日からで、筆者は225買い・TOPIX売りで仕掛けたヘ ッジファンド筋は9月SQ決済でいったん利益確定し、その後NT倍率を下に振るかと 見ていたが、9月25日

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