投資に役立つ情報メディア【ジャイコミ】個人投資家に役立つマーケット情報をお届け
2020/08/31 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
「数の横暴」に依存し過ぎた安倍政権 ある政治学者がこう言った。「神様と民主主義はどちらも人々からあがめられるが、未だかつてその姿を見た者はいない」。全くその通りで、民主主義を標榜していても現実には独裁政権だったり、選挙が公正でも投票が誤解や宣伝工作に誘導された結果である場合も多い。民主主義の長所は、多様な意見が均一の権利を持つ有権者の前に提示され、投票にて多数決により公正に決定さ
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2020/08/29 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
典型的なバブル相場のパターン、結果は悲惨なものに 大幅な株式分割が絡んでいたとはいえ、直近のアップル(4分割)とテスラ(5分割)の急騰には驚かされた。過去1か月では両者ともには35%高だが単なる偶然とは思わない。通常、株式分割の際には1割程度株価が上がるというのが経験則だが、まだ新顔の時価総額の小さい企業ならいざ知らず、すでに多くの投資家のポートフォリオに入っている巨大銘柄が大幅
2020/08/23 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
状況は改善しているが、論文至上主義で医療・行政の対応遅れる 感染症の蔓延度合いを正確に調べることはできない。全世界的に一人残らず、同時に、ほんのわずかなウイルス量でも見逃すことなく正確に検査することなどできないからだ。人材も機材もなく、技術的にも経済的にも見合わないからだ。それでも、限られた地域のデータを時系列的に追うことでも、世界中の膨大な具体的データを積み上げて一括して分析することにより
2020/08/20 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
悪材料と思える材料を機に大幅高、一段と高まる投機人気と割高感 変な相場である。ここ数年のバリュー、グロースの銘柄間の対照的な動きは読者もよくご存じだろう。よく見ると、グロース系の動きとよく連動しているのは米国債券と米国GAFAやテスラなどの大型巣ごもり消費関連株であり、円高になるほどこれ等がよく上がっている。以前から言っているが、米国債券利回りが10年債で1%割れ、30年債でも1.5%を下回
2020/08/15 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
不安心理と希望的観測だけで相場が続くはずがない 人生で重大な決断を迫られる場面といえばいろいろあるが、職業の決定、住宅購入と結婚相手の選択は、人生の半分以上の時間を拘束する確率が高いから、その重要性は段違いである。では重要性にふさわしい熟慮や検討を行ったかと問われれば、イエスと言える人は案外少ないのではなかろうか。それ自体についての検討より、周囲の人々や世間の空気に触発されてエイヤッと決断す
2020/08/14 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
しばしば大局観の大転換に合致、先駆銘柄の急反落に要注意 米国が失業給付割増や中小企業の税金猶予などの追加対策を打ち出したことからNYダウは想定外の7連騰。しかしこれまで物色の中核となっていたGAFAはアップル以外が大きく値下がりし、NASDAQは2日続落。これを受けて3連休明けの東京市場はソフトバンク、任天堂といったテレワーク・巣ごもり消費関連銘柄が全般軟調なのに対し、運輸、自動車、小売りな
2020/08/09 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
4-6月決算発表は本日で主力銘柄の9割が終了 お盆休みを前にコロナ陽性者数が高値更新となるところが多く、政府はGoToキャンペーンで青息吐息の観光地を支援したいのに、各知事は強い口調で「来るな」「出るな」とチグハグな発言をしており、知識の乏しい一般大衆はうろたえるばかりである。 4月の重症患者ピーク期に、医療崩壊寸前まで陥った経験を持つ臨床現場に近い医師の立場なら、もうあんなことは二度