投資に強くなる投資家メディア【ジャイコミ】個人投資家を目指す人、投資に強くなりたい人のマーケット情報配信中
2018/10/25 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
ほとんどが短期筋の売り、売りポジション膨張もそろそろ限界か 穏やかな動きであればTOPIX1650、225なら22000円が強いサポートになると見ていたが、売り方投機筋が国内勢のいないところで一気に大きく崩す行動を取ってきたため、そこから一気に3-4%も下に突っ込む大幅安となってしまった。それでも売買代金は3兆円に届いておらず、パニック的な下げが起こったとは言えない。国内勢の売り物消化能力が小さ
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2018/10/22 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
武田薬品のシャイアー買収が大詰め迎え、ヘッジファンドが大騒ぎ 19日は特殊な日で、武田薬品の大手製薬シャイアー社買収の是非を問う株主総会の出席・投票権が確定する。3か月以内に株主総会を開催し、出席株主の3分の2以上の賛成を以て買収手続きが認められる。逆に言えば賛成がそれに届かなければ買収は白紙に戻される。買収には3兆円の借り入れと4兆円規模の新株発行が計画されている。周知のとおりこの案件が報じら
2018/10/17 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
お金の神様は「いいとこどり」を許さない テレビである国内大手証券の営業系コメンテーターが自社の見解として米国の利上げはあと2回程度、米国債利回りは3.1%で上げ止まるという見方を紹介していた。ふた昔前、国内系証券というのは国際証券にいた水野和夫氏を除き、揃いも揃って株高を裏打ちする楽観的な見通しをまき散らすのが常だったが、今でもその気風が残っているかと鼻白む思いがした。自分の国でなく米国の話なの
2018/10/15 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
ヘッジファンドが飛びつきそうなネタが三つも揃う 週末の225先物が22570円。米国は大きく戻していたので、週明けの東京市場は平穏な展開が予想されていたが、短期筋ヘッジファンドがシャカリキになって叩き潰した。おそらく彼らは強気筋が投げるオーバーシュート的な水準になるまで売り続けるはずだ。だが割安と見た現物長期投資家が買いに出るTOPIX1650付近で岩盤に突き当たり、いったん買戻しで急反発、その
2018/10/12 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
トランプ政権のレイムダック化で債券市場の下げ圧力強まる 予想通りの下げなのであまり言うこともないが、米国株急落の一因として人気歌手のテイラー・ツイストが民主党支持宣言をしたことが無視できないと思っている。直観的にはこれで中間選挙で共和党が上院下院とも過半数を失い、愚劣な政策を連発するトランプ政権は完全にレイムダック化すると予想している。国民・外国など政策の受け手に対するインパクトが薄れるという意
2018/10/09 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
中国リスクと金利上昇で一段と景気鈍感株に人気が集まる 日本株で設備投資関連の筆頭銘柄と言えば、少し前まではファナックとエレクトロンだったが、2年ほど前から世界の機関投資家の注目はFA用センサーのキーエンスにシフトしている。省力化・自動化で不可欠な分野で抜群のシェア、成長率、売上高営業利益率、ROEを誇っており、株価指標面での割高感は気になるもののバランス運用のポートフォリオに欠かせない銘柄となっ
2018/10/04 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
債券強気筋がついに諦める、次は米国の財政悪化に焦点 株式投資専門の投資家は世間一般の人よりはずいぶん物知りで、こまごまとした物にも知識があるが、視点の広がりや深さ、論理性という点では債券投資家に一歩劣る。それは当然で、個人で債券投資専門という人はほとんどおらず、大抵は大手金融機関や機関投資家に所属しているプロであり、入手する情報や知識のレベルも高いからである。 しかし昨年2月以降の米国債の