「 マーケット通信 」 一覧

厳しい環境だが今期の純利益は若干プラス

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1398(2016年5月11日) 前期末に赤字を吐き出す企業多く、今期は緩やかに持ち直し 筆者は225採用銘柄の決算を四半期ごとに集計している。証券会社所属の企業アナリストは担当業種のせいぜい50社までしか見ておらず、業績集計のチーフは部下が集めた全体の結果を見てはいるが、細かいところまで見ている人物はまずいない。主要企業全部のデータを入れるのは入力

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米国雇用統計の正しい読み方

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1397(2016年5月9日) 非農業雇用者数が大きく伸びなくても景気悪化には直結しない 先週金曜日は月初恒例の米国雇用統計。多くの投資家が最も注目するのは、非農業雇用者の増減だが、今回は市場予想の20万人増に対して16万人増と出てきた。当然市場はネガティブな指標と判断して、ドルを売り、債券を買う。株式市場では、瞬間的にネガティブに反応するが、少し考

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ウォッシュアウトの下げ、サポート線まで一気

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1396(2016年5月3日) 特段の悪材料もないのに記録的な大幅安 28日の決定会合で日銀が動かなったことで、ほぼ確実に追加緩和あるべしと考えてきた連中はパニックに陥った。追加緩和は必ずしもコンセンサスになっていたとは思えないのだが、何分、前週からそれを当て込んで大量に買い進んでいただけに、投機筋の買いポジションは大きく、まばらな買い注文は全く支え

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投機筋の盛大な独り相撲

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1395(2016年4月29日) 追加緩和見送りで楽観論に乗った向きが徹底的に投げさせられた 28日はイベントの連発。未明には米国FOMC、昼過ぎには日銀政策決定会合の決定発表、午後は決算発表ラッシュ。ちなみに日経225の時価総額ベースで34.3%が本日までに発表を終えた。 イエレン議長の記者会見を伴わないFOMCの声明文の、成長減速という文言

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日銀追加緩和浮上も、実効は期待できず

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1394(2016年4月25日) 投機筋の期待とありうる緩和の内容が食い違い、失望売りの危険も 金曜日のモーニングサテライトをご覧の方は、ゲストが日銀の追加緩和?といえるか微妙だが、貸し出しに積極的だった銀行にはマイナス金利で資金を供給するというプランを検討していると語っていたのをご記憶だろう。同日昼まで株価は利益確定売りに押されていたが、ブルームバ

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原油の堅調で米国の利上げが早まるとの観測浮上

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1393(2016年4月21日) 玉突き的にドル円が買われ、日経225にもまとまったショートカバー 日本の株式市場周りのことばかり見ている人は、本日の株価急騰を意外に思うかも知れないが、主要市場の動きを数字でなく、チャートでも確認している人なら昨晩からの動きは非常にわかりやすい動きと感じられたことだろう。発端は原油をはじめとする各種商品の大幅高にあっ

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本日は悪条件が重なり過ぎていた

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1392(2016年4月18日) 四重苦?五重苦?これで下げるのは仕方ない 先週は円高にもめげず一時は17000円に接近していた日経225だが、本日は572円安、3.4%の大幅安に終わった。直近安値からの反発をほぼ半分失った格好だが、めげる必要はない。あまりに悪い条件が重なっていたからだ。 第一が週末のG20で米国代表が現在の為替相場(というよ

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