「 マーケット通信 」 一覧

【上級者向き】 ヘリコプターマネーへの勘違い

日銀は実質的に可能な分はすでに実行、後は政府の出方次第 昨夕、英国BBCラジオが先月収録した日銀黒田総裁へのインタビューを放送、「ヘリコプターマネー(以下、HMは絶対やらない」と発言していたことを取り上げて一気に円買い・株式先物売りの仕掛けがスタートし、225先物は一時夕場高値16830円から2%余り下落した。先週「ヘリコプター・ベン」のあだ名を持つバーナンキ議長が来日し政府顧問筋と会談したこと

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【上級者向き】 日本株の動きは米長期金利を見るとよくわかる

大きく動いた銘柄の株主は情報を十分チェックする必要 日々の相場には雑音が付き物である。聞き流すべき情報、無視すべき情報が雑音( ノイズ)だが、情報に接した時点では毎日相場をチェックする投資家は雑音を無視することができない。それが雑音なのかどうか、瞬時に判断する必要がある。長期保有だと言っている人だって、目標値を設定しているならば、その価格に接近しているかどうか毎日新聞をチェックする必要があり、そ

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105円台回復で虎口を脱した模様、しかし日銀は動くまい

話題に事欠かない忙しい世情だが投資心理は着実に改善 何でこんなにいろいろ話のネタが飛び出すのだろうと思うくらいである。本日は都知事選公示日だったが、直前の公開討論会に出席していた宇都宮氏がポスターの準備が完了していたのに出馬を中止することになり、自民系2候補が並立、野党が鳥越氏に相乗りで、勝負の行方は全く混沌としてきた。 東京は地方と違い、縁故にすがって生きていく必要のない、自由で気まぐれな有

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取りあえず上値トライも高望みは禁物

SP500史上最高値に円安も追い風だが 先週末の終値が15107円、それが本日は16237円、18時現在先物で16350円まであったのだから、急転直上の猛反騰といえるだろう。ドル円も週末に一瞬100円割れまであったものが103.5円まで戻しており、相場の景色は大きく変わった。 金曜日の東京市場が終わった後はイベントラッシュで、米国雇用統計が大方の予想を超える強い数字だったうえに、日曜日は参

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債券市場に広がる根拠なき楽観と七夕の願い事

ハイリスクノーリターンの債券に群がる投資家は誰だ バブルと言えば通常は株とか不動産の話だが、目下一番オーバーヒートしているマーケットは債券市場である。BREXITに加えイタリアの銀行の信用不安、急落したロンドンの不動産投資ファンドの解約停止など、弱気心理に拍車をかける出来事が相次いでおり、投信の日本ではついに20年債の利回りがゼロになった。昨日は米国10年債が1.33%まで低下する場面があった。

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惑星が示唆していたイベントはこれだったのか?

海王星が危険な角度を相次いで形成する時間帯 日常のホットな報道ばかり注目していたため、しばしば想定外のビッグイベントを暗示するアストロロジーへの注目を怠っていた。今振り返るとその隙間に起こったのが予想外のBREXITだったといえよう。 筆者がフォローしているレイモンド・メリマン氏のテキストは昨年11月に書かれた「フォーキャスト2016」。その時点で最大トピックは米国大統領選挙で、BREXI

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中期サイクルの再見直し

日柄は少しずれただけだが値段の差は大きかった 1409号で株価の中期サイクルの見直しについて書いたが、その前提としていた6月16日安値というシナリオがBREXIT騒ぎでぶっ壊れてしまったので、再度見直しを書く。この時ドル円のレンジも変化したので、こちらについても基本シナリオを提示したい。 BREXITの経済的影響について多くのエコノミストが書いているが、短期的には先行き不透明感から英国内の

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