投資に強くなる投資家メディア【ジャイコミ】個人投資家を目指す人、投資に強くなりたい人のマーケット情報配信中
2017/02/01 | マーケットEye, 有料記事 岡部陽二, 投資の羅針盤
世界貿易は2008年のリーマンショックによる激減からいったん回復した後、2011年以降は伸び悩みが鮮明となっている。 2003年から2007年にかけては年率7.3%という高率で増加した後、2011年から2014の伸びは3.1%と半分以下に縮小、さらに2015年は1.6%増に半減、昨年2016年は1.7%、2017年についても1.8%程度(両年とも世界貿易機関<WTO>予測)と低迷
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2017/01/03 | マーケットEye, 有料記事 岡部陽二, 投資の羅針盤
政府は昨年12月に少額投資非課税制度(NISA)の使い勝手を向上すべく「積立型NISA」の新設を決定した。 毎年40万円までの投資から得られる譲渡益などを20年間非課税とし、個人投資家に長期間投資してもらうことで「貯蓄から投資へ」の流れを後押しする狙いが込められている。 新制度は2018年1月からスタートし、2037年まで投資できる。現行のNISAとの併用は認めず、利用者はどちらか選択
2016/12/07 | マーケットEye, 有料記事 岡部陽二, 投資の羅針盤
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の昨年度(2015年度)運用パフォーマンスが、「▲5.3兆円(収益率で▲3.9%)のマイナスに落ち込んだ」と発表されたのは今年5月のことだった。 GPIFは言わずと知れた運用資産132兆円(今年9月末時点)を擁する世界最大のわが国の公的年金基金である。 GPIFでは、アベノミクスの一環として2014年10月に決定された「国内外の株式の構成割合をその
2016/11/03 | マーケットEye, 有料記事 岡部陽二, 投資の羅針盤
「証券、顧客資産300兆円に迫る 昨年度末 個人マネー『貯蓄から投資』へ」――。 個人マネーが現預金から証券投資へ向かっていると報じた5月13日付けの『日本経済新聞』の記事を覚えている方はいらっしゃるだろうか。 記事によると、資産の内訳で株式が170兆円と年間で25%増、投資信託は17%増えて、50兆円を上回った、となっている。ラップ口座残高は1年前の6倍近い1.3兆円に増え、NISA口座
2016/10/17 | マーケットEye, 有料記事 岡部陽二, 投資の羅針盤
1980年代までは自動車・電機などの代表的な企業を中心に構成される労働組合と経営側との交渉で決定される給与ベースの賃上げが、経済界全体の相場と受け止められていた。 非製造業や中小企業など生産性が必ずしも向上しない産業も賃上げに追随して、理髪代やクリーニング代といったサービス産業の価格も毎年上昇してきた。 ベアゼロ長期化と非正規雇用の急拡大が「しぶといデフレ」の実相 ところが、1990年代
2016/09/15 | マーケットEye, 有料記事 岡部陽二, 投資の羅針盤
前回のBrexitは英国経済成長の鍵【上】に続いて、英国のEU(欧州連合)からの離脱(Brexit)について取り上げる。 Brexitに対する市場の反応は明らかに過剰であったが、これまでは英国経済についての報道をほどんど行わなかったメディアが、一転して「英国はドイツに次ぐ主要国で金融ではEUの中心」などと囃したてているのは頂けない。 英国はもともとEUの「実質」准加盟国 英国は統一通貨ユ
2016/09/08 | マーケットEye, 有料記事 岡部陽二, 投資の羅針盤
6月23日に世界の注目を集めて行われた英国のEU(欧州連合)からの離脱(Brexit)を問う国民投票で、離脱支持が52%と残留支持をわずかながら上回り、世界の金融市場は大混乱に陥った。この混乱を受けて、先行き中長期的には世界景気の後退懸念が高まったとして、Brexit を否定的に論評する識者が多い。 しかしながら、そうした懸念に確たる根拠があるのであろうか。 筆者はBrexit後の見通しは