「 投資の羅針盤 」 一覧

【中・上級者向き】社会保障制度のあり方を根本から見直そう 岡部 陽二

延期を重ねてきた消費税の10%への引上げが、ついに来年10月に実施されることに決定した。それに絡めて、政府は向こう3年をかけて「全世代型社会保障」の構築を図るとしている。 ところが議論の中身を見てみると、現行制度を若干手直しするに過ぎない。毎年30~40兆円ずつ積み重なっていく財政赤字を解消して2025年にはプライマリーバランスを均衡させると目標に掲げているが、達成は不可能としか思えない。 社

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【中・上級者向き】金価格は反転上昇するか? 岡部 陽二

金価格は反転上昇するか? 金の年間平均価格は、2012年に1トロイオンス=1,668ドル※の高値をつけていったん下落した後は3年ほど横ばいで推移し、ここ2年ほどは緩やかな上昇基調にあった。ところが本年に入ると4月11日の1,369ドルから4ヶ月で約4%も急落した。さらに8月16日には1,184ドルと2年来の最安値をつけ、以来1,200ドルをはさんで揉み合っている。(図1) 貴金属取扱い業者の多

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【中・上級者向き】日本では個人投資家がなぜ育たないのか。 岡部 陽二

家計(個人)の金融資産が本年3月末に1,829兆円に達した。この20年間で1.54倍の増加である。増加の主因は将来に対する不安からの「節約」と、株価上昇に伴う「運用リターン」によるものである。 ほかの先進国と比較するとどうであろうか。 じつは新規資金の流入額は米・英といった先進国と比較してあまり変わらないが、資産の「運用リターン」をみると著しく見劣りする。 金融庁の「平成28年事務年度・金融

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【中・上級者向き】J-REIT(Jリート、上場不動産投資信託)投資の魅力 岡部 陽二

J-REITの相場が、年初来6ヶ月で7.8%上昇した。同期間の投信分類別の運用成績は、日本株型が、▲3.1%、海外・先進国株型が▲2.3%、海外REITが▲3.1%と すべてマイナス、プラスは国内債券型の0.4%とJ-REITのみであった。 REITは債券同様に利回り重視の投資商品であって、相場変動は少ないはずであるが、最近6ヶ月では最高の運用成績を上げている。平均分配金利回りも3.9%と

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【中・上級者向き】『米国債投資のタイミングはいま?』 岡部 陽二

『米国債投資のタイミングはいま?』            年金を補うための長期的な資産形成や老後対策にあたって、限りなく元本保証に近い低リスクの米国債に注目したい。 いまや円建て債券の利回りや預金金利はほとんどゼロであり、さりとて金融資産のすべてを株式投資に振り向けるのはリスクが大き過ぎる。 そこで、為替リスクを考慮しても元本保証に近い米国債への投資に廻すのは一案である。(もちろんリスク分散

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【中・上級者向き】アベノミクス異次元緩和は一刻も早く終わらせよ。~デフレ克服には何が必要か。岡部 陽二

アベノミクス異次元緩和は一刻も早く終わらせよ。 ~デフレ克服には何が必要か。 黒田総裁が再任された後の4月27日、政策決定会合において日銀はこれまで「19年度ごろ」と明記していた2%の物価目標達成時期を削除した。 2013年4月に黒田総裁が異次元緩和を始めた際には「2年で物価上昇2%達成」を目標に掲げたが、これまですでに6回先送りしており5年を経ても いまだに達成の目途が立たない。もはや達成

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【中・上級者向き】個人の外国株投資活発化を 岡部陽二

3月30日付の日経紙朝刊は「日本の投資マネーが外国の株式に向かっている。2017年度の買越額は11兆円となり、外国債券(6兆円)を初めて上回る見通しだ」としたうえで「投信経由、個人が買い」という中見出しを据え、個人の外国株買いに着目している(図1) 果たして、個人の投資マネーが投信経由にせよ、外国株買いに向かっているのであろうか。その現状と問題点を探ってみたい。 投信の外国株買いが

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