トランプ大統領誕生の予測的中!長谷川慶太郎理事長の9月有料記事を公開!
長谷川慶太郎の9月7日投稿ジャイコミ会員向け有料記事を公開。
長谷川慶太郎の時局分析~No5~アメリカが「世界の警察」を辞める日
「反乱」は今年各地でみられました。
アメリカでは過激発言で物議を醸しているドナルド・トランプが大統領選の共和党候補になりました。民主党のヒラリー・クリントンの圧勝だと思ったら大間違いだと思います。トランプになると思いますよ。
EU(欧州連合)離脱もまさかイギリス国民が選択するなど誰も予想していなかったことでした。日本の都知事選も自民党に「反乱」した小池百合子氏を有権者が支持したのです。
来年はドイツ、オランダで総選挙、フランスで大統領選が行われるなどヨーロッパで選挙が続きます。ヨーロッパは大きく変わるでしょう。EUの枠組みが崩壊することも想定されます。
アメリカのトランプ、そして欧州の変化。これは日本にも軍事的な変化をもたらすことでしょう。
5月の伊勢志摩サミット前、安倍首相は欧米を歴訪しました。その際、NATO(北大西洋条約機構)との協力を確認しています。
よく指摘されるようにアメリカは「世界の警察官」の座から降りようとしています。トランプが提起している「米軍の駐留している国はもっと防衛費をたくさん出せ」という議論にそれは表れています。
ですが紛争は起きる。それを解決する力を持った組織が必要です。それがアメリカ、イギリス、ドイツ、 フランス、日本、イタリア、カナダの先進7カ国(G7)なのです。再来年になったら現実となっているかもしれませんよ。NATOの拡大が。欧州の国以外ではアメリカだけがNATOに入れるのではなく、他の地域の大国も入っていいという形で。
つまり日本も入れということです。G7各国の軍隊をもって、それでNATOを強化・拡大するという構想が出ると私は見ています。それがまたトランプの論戦と一致します。
★ このレポートは経済環境および投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的として作成したものではありません。投資の最終決定はご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
★ 内容に関する一切の権利は日本個人投資家協会にあります。事前の了承なく複製または転送等を行わないようお願いします。
関連記事
-
-
木村喜由のマーケット通信
日経225来期予想PERはインデックスベースで19.38倍と割高も、割安銘柄はまだある日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 先週金曜日(3月13日)に会社四季報、日経会社情報が発行さ
-
-
映画「TAR/ター」と米国債務の引き起こす巨大なリスク。
映画「TAR/ター」と米国債務の引き起こす巨大なリスク。インフレ対抗策としての金への投資。そして日
-
-
【初・中級者向き】映画「天国でまた会おう」と日銀追加金融緩和とヘッジファンド
「その女アレックス」の面白さは読んだ人にしかわかるまい。二転、三転、私はびっくりさせられた。その作者
-
-
映画「コーダ あいのうた」と低下し続ける金価格の今後。NY株安。私の強気(第1116回)
「CODA」とは「耳の聞こえない両親から生れた子供」という意味。第94回アカデミー賞作品賞を得た秀
-
-
秀吉の鳥取城兵糧攻めと食料価格の上昇の今後。それに米国の債務上限問題。2023・2・26 (第1161回)
443年前のこの戦いは、空前の餓死者を出したことで知られる。城内に数多くの農民の追い込み、事前に高