映画「春に散る」と明年の米国大統領選挙での勝利者は誰か。NY株式の見通しと合わせて
映画「春に散る」と明年の米国大統領選挙での勝利者は誰か。NY株式の見通しと合わせて
2023・7・14(第1181回)
この映画は8月25日に全国公開される。日本では珍しいボクシング映画であり、沢木耕太郎氏の朝日新聞連載が原作など、ストーリーはご存知の向きも多かろう。
歳をとったボクサーが、若い有望な新人と組んでタイトルをとる。例のシルベスター・スタローン主演の「ロッキー」シリーズでお馴染みのストーリーだ。今回は「春に散る」という題が示すとおり、主人公(佐藤浩市)が心臓病を患っていて、タイトルを取った後、桜の木の下で死ぬというお話になっている。
私が不満なのは、挑戦者役が完全なボクサースタイルの肉体になっているのに、チャンピオン役が不十分だったこと。また試合のシーンがイマイチだったこと。
いよいよ来月、共和党の大統領予備選挙討論会が開かれる。(民主党は、ない)
結論から述べると、トランプ前大統領が絶対有利である。
デ・サンティス・フロリダ州知事は、オクラホマ州知事のみ、上院議員はゼロ、下院議員から一桁の支持しか得られていない。
バーガム・ノースダコタ州知事は、自州からは支持を得ているが、他州はゼロ。ペンス前副大統領(元インディアナ州知事)も全く同じ。
さらにニッキー・ヘイリー前国連大使(元サウスカロライナ州知事)とティム・スコット上院議員(サウスカロライナ州選出)に至っては、トランプ前大統領に同州知事と同州選出の上院議員をさらわれてしまう始末だ。
では、例の訴追問題がどうなるか。
フロリダ州南部から選ばれる12人の陪審員から1人でも無罪を主張する向きがでれば、有罪にならない。しかも、その可能性は低くはない。一連のトランプ公的機密持ち出しはこうして時間が過ぎて、法延戦術により問題は少ない。
一方、NY地裁で行われるかつての不倫相手の女優への口止め料は、政治献金として起訴されているが、やはり無理がある。おそらく無罪だろう。
となると、共和党支持者の42%はウクライナへの支持をこれ以上続けることには否定的である(民主党支持者は25%)。侵攻の度合いにもよるが、私が何回も述べているように、停戦または休戦に入るのが、明年春頃までに起きる可能性が大きい。
理由①ウクライナ兵力が20代、30代の若者が乏しくなり、40代、50代の老兵になりつつある。
②米軍産複合体か供給する中古兵器がなくなりつつある。
③ロシア側の動きがおかしい などなど。
民主党側については、ケネディ家からのロバート・ケネディJRが出馬を表明しているが、民主党からの支持を得ているが、20%程度。
やはり認知症のバイデン出馬により、トランプ有利となるのではないか。
大統領選挙の年は、米国は好景気、株高の年、と決まっている。
マネースクエアの宮田直彦さんは、私が信頼しているテクニカルアナリストだが、NYダウについて最高値をつける可能性がある、としている。最近のレターから抜粋してみる。
「NYダウは2022年1月高値(3万6952ドル)から、同年10月安値(2万8660ドル)までの下げ幅の半値戻し水準(3万2806ドル)を大きく上回っています。」
「半値戻りは全値戻り」という相場格言に従えば、今後NYダウは最高値に向けての上昇が期待できる。今年中かも。
ついでに、宮田さんは「円経平均は4万円」という強いダイナミックな強気波動を予想している。ご参考までに。
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