松本清張「砂の器」と高市政権の敗北の可能性。そして金価格の今後

2026・2・1(第1310回)

<アマゾンより>

映画化もされているので観た方も多かろう。私は体調不良で文庫本を購入して読んだ。90才のジイサンの眼から読むと、立身出世のため殺人をおかす(それも大恩人を!)という動機は弱い。

しかし、さすが、というほかない。筆力のすごさが加わろうが、同時に買った「ゼロの焦点」と合わせて3冊を4時間で読了した。

一時の成功をおさめた主人公が、結局ライ病患者の息子というだけで殺人を冒す。何とも悲しい結末である。

必ずというわけではない。しかし私には「総選挙→自民圧勝→長期安定内閣」というシナリオの確率がどんどん下がっているように見えてならない。

理由は、高市内閣支持率が60%の上の方に対し、自民党支持率が低位の30%台で止っている。

私が不安をもつのは「参政党の人気」にほかならない。

2022年の参院選の参政党の比例獲得票は187万票。これに対し2025年には742万票。ちなみに自民は1280万だった。保守はかなり自民から参政党に流れると、私は観ている。

ガタガタ言わないで、選挙の予測をしろ、という声がある。

手許に週刊文春の2.5号で行なった調査がある。自民党は現在から6議席増の203議席。維新は現在から19議席増の29。合せて232議席と過半数233議席に1議席足りない。

背景は、食料品を中心とした物価高(インフレ)にあることはまちがいない、と私は観ている。

インフレといえば、株式市場が代表的だが、現実にはトランプ2.0の円高圧力があり、加えて長期上げ相場で好材料すべてを織り込んでいる。その点、金の方は  チャート上にない。従って業界の見通しが中心になる。

「米ゴールドマン・サックス・グループは、2026年末の金価格見通しを従来予想から10%超引き上げ1オンス=5400ドルとした。中央銀行と上場投資信託(ETF)からの需要の堅調さに加え、民間部門による金への分散投資が広がっていることを反映した。

同行の従来予想は4900ドルだった。ダーン・ストルイヴェン氏らアナリストは21日付のリポートで、マクロ経済政策リスクへのヘッジとして金を保有している民間投資家が、年末までこれらのポジションを維持するとの前提に基づく予想だと説明。2024年11月の米大統領選など特定のイベントに結びついた過去のヘッジとは異なり、財政の持続可能性といった認識されたリスクに対するポジションは年内に解消されない可能性があり、「より持続的だ」と指摘した。」(ブルーグバーグより)

<OANDA証券より>

「金価格は過去1年で70%超上昇し、年明け後も最高値を更新し続けている。世界的な勢力図が急激に変化し、トランプ米大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)への圧力を再び強め、FRBの独立性への信頼が揺らぐ中で、資本は安全資産に流れている。

ゴールドマンのアナリストらによれば、各国中銀は26年に月60トンのペースで金を購入する見通し。新興国の金融当局が「構造的に外貨準備の金への分散投資を継続する可能性が高い」と予想した。」(ブルーグバーグより)

以上である。目を開いて、商品の方をみてみると、金以上に上っているのも2、3ある。新しい世界をどうぞエンジョイしてください。

では皆さん、Good Luck!!

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