映画「ひまわり」とウォール街のウクライナ停戦を読んだ新しい動き。投資作戦としてW・バフェットを参考に。(第1163回)
名作「ひまわり」のストーリーは、あまりにも有名なのでここでは書かない。愛する夫を探すヒロインをソフィア・ローレンが演じ、ロケ地はウクライナ中部の農村。従って今後導入部にウクライナのことを書くときは「ウクライナ2」と書くことにする。

わがビジネス・パートナーのSAIL代表 大井幸子さんによると、ウクライナ休戦または停戦を当て込んだ動きが、ウォール街にある、という。
J・Pモルガンが200〜300億ドルのウクライナ復興フアンドのローンチを計画。
またゼレンスキー大統領の個人資産の運用をブラックロックが始めた。
戦況次第なことは云うまでもない。しかし利にさといウォール街の連中が、共和党中心ウクライナ支援疲れを見て、どこかで幕引きをする、と読むのは、ある意味では当然だ。秋か、年末か。
さて、私が予想した「3月のドカ」の時期に入った。
私が信頼している箱田啓一さんが言っていたとうりだ。
また、3月6日の週はNY市場は1500ドルの暴落。東京市場も3月10日大幅下落。先物から見て、来週月曜日の大幅下落は必至である。
一方NYは3月17日のSQまでは、GAFAMなどのハイテク株が利益推定で売られるだろうから、NY安。
では、日本のみなさんはどうしたらいいか。
勿論「ヨーイドン」である。
繰り返し述べている「ブル2倍型投資、ETF」に加えて、ここはWバフェットの作戦にならって、商社株を狙ったら、と申し上げる。
2020年8月31日に発表された時、商社株へ投資は7130億円。現在は2・5倍になった。
同ベースで述べる。
三菱商事1881億円、三井物産1853億円、伊藤忠商事2167億円、丸紅562億円、住友商事867億円。
合計7130億円。
現在、三菱商事4161億円。以下4409億円、4109億円、2166億円、1991億円。
合計1兆7480億円。
円安のおかげでドルベースでは1.9倍。
(以上は元日経編集委員の前田昌孝さんの計算による)
また商社株はPERは10倍以下。配当利回りも4〜5%と高い。
バフェットに学んでポートフォリオの軸として入れたらどうか。
では皆さん、元気を出して!
関連記事
-
-
「大回り3年」の2016年相場
ナンピン、スカンピンにならないように日本個人投資家協会事務局長 奥寿夫 アベノミクス相場は2012年11月に始まってから3年が経ちまし
-
-
木村喜由のマーケットインサイト
2014年8月号
嵐近し、安値買いのチャンス日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 前回、儲けにくい時期なのだから無理せずポジションを軽くするこ
-
-
カフカ「変身」とマーク・ファーバー博士の不吉な予言。そしてフシ目をこえた円の対ドル安、そして私の強気(第1085回)
「ある朝、グレーゴル・ザムザは(中略)自分がベッドの中で巨大な虫に変わっているのに気が付いた」
-
-
【初・中級者向き】トランプ支持基盤が下落 「何か」が起きる2月
女優グレン・クローズが本年度のゴールデン・グローブ主演女優賞を獲得した話題作が公開され、さっそく観た
-
-
映画「JFK」とトランプ暗殺未遂と今後の米国の対外政策(とくに円の対ドルレート)。長期上昇相場を支えるわが国の新NISAにも注目
2024・7・21(第1230回) <huluより> オリバー・ストーン監督・