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木村喜由のマーケット通信
緩和マネーの逆流が始まった
これまでの株高は債券市場から逃げたお金の玉突き現象
日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 前回、債券相場の下落を伝えたが、そのきっかけとなったのは、著名債券投資家ビル・グロース氏の後を次いで債券王というあだ名を持つことになったダブルライン・キャピタルのガントラックCEOが、超低金利となった独国債の空売りを強烈に推奨したことだった。特にー0.2%のマイナス金利になっていた2年物国債については「先物で100倍のレバレッジを掛ければ無リスクで年率20
映画「龍三と七人の子分たち」とセル・イン・メイ
今井澂・国際エコノミスト
2015/05/11 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
映画「龍三と七人の子分たち」はご存じ北野武監督の最新作で、ヤクザのコメディという新(珍?)分野に挑戦した快作。元ヤクザの組長「鬼の龍三」がオレオレ詐欺に引っかかりそうになり、詐欺の黒幕の暴力組織との闘いを決意、昔のヤクザ仲間を結集させる。 https://youtu.be/qOU_VPmxie0 80歳をもうじき迎える私としては、平均70歳の元ヤクザというだけでもう楽しい。肉体も頭脳も
あの人気銘柄より稼ぐ同業とは?
収益力の分析②
金融リテラシー講座「投資のための財務分析」21回 今回はEBITDAについて説明します。EBITDA(Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization)、利払い前、税引き前、減価償却等償却前利益という意味です。日本語としての読み方は定まっていません。私はイビツダと言ってますが、イービッダーと言う方が一般的なようで
こんな金融商品にご用心
投信のトータルリターン通知始まる
消費者に不利な約款は無効
楠本 くに代 金融消費者問題研究所代表 現在、金融取引関連の法制度が激しく動いています。 消費者保護に資すると評価できる法改正もあれば、市場の活性化のみを優先し、消費者保護を著しく後退させる法改正もあります。 なぜ法が動くのか。何が市場で起こっているのか。法の動きをよく見ればわかります。 商品先物&プロ向けファンド、クラウドファンディングの回に続いて、ひとまず最終回です。 投
映画「ソロモンの偽証」前後編と「植木屋の地震」のその後
今井澂・国際エコノミスト
2015/05/04 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
今週は北野武監督の「龍三と七人の子分たち」を楽しみながら観た。8月で80歳になる私としては、ジイさんたちの大活躍(ただしかなり間の抜けた)は楽しく、私は笑いっぱなしだったが、これは来週に。 今回はただ今ヒット中の「ソロモンの偽証」。前後編合わせて4時間半を超える力作で見ごたえがあった。宮部みゆきの原作は文庫版で6冊にもなるんだから長い。しかしスペクタクルシーンがあるわけでもないのに目が離せな
売上と利益の関係を左右するのは何か?
収益力の分析①
金融リテラシー講座 「投資のための財務分析」第20回 今回から収益力の分析でよく使われる指標について解説します。 売上高営業利益率 売上高に対する営業利益の割合です。計算式は次のようになります。 売上高営業利益率の水準は業種によって異なります。高い順番に製造業 ≻ 小売業 ≻ 卸売業となります。適正水準は一概には言えませんが、製造業なら10%以上なら優秀
木村喜由のマーケット通信
決算発表ラッシュ突入、株主還元策も株価への影響は微妙
東芝が握るエネルギーの本命
日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 本日(4月27日)から決算発表ラッシュとなるが、大勢は昨報の通り、「前期実績は総じて非常に良好だが今期予想は渋い」というもの。本日(4月27日)は人気銘柄の資生堂(お昼)やコマツといった中国関連株と、225寄与度上位のファナック、エレクトロンが注目された。コマツ以外はそれぞれサプライズ材料があって、今期大幅減益の資生堂は急落、引け後発表の2銘柄はともに大幅