「 有料記事 」 一覧

【上級者向き】 大詰めを迎えた米大統領選、米国の民度を測る試金石に

今夜はテレビ討論会、内容以上にヒラリーが咳き込まないか心配 昨日、テレビの笑点で小遊三が冒頭の名乗りの際の小話で「ヒラリーの健康状態が心配だなあ。では占ってみよう、トランプで」とやってバカ受けしていた。日本人も米大統領選には無関心ではいられないが、投票日が5週間後に迫った本元の米国では侃々諤々、喧々囂々(かんかんがくがく、けんけんごうごう)の大論争になっているようだ。 しかし元大統領のブッ

続きを見る

【上級者向き】 追加緩和なしでも上がったのは非常によい傾向

緩和の中身を微調整、量よりイールドカーブに重点 日銀会合の結果が出たのは13時15分頃。公表分を見ようとしたがアクセスが殺到して日銀のホームページはあちこちで1時間ほど反応しない状態が続いていた模様。発表直後の市場の反応は円安・株高だったがすぐに円高・株安に転じ、午前中の安値を割り込んだ。その後数分間行ったり来たりしていたが、10分ほど経過した頃から弱気筋がロスカットに追い込まれ、大引けまでジリ

続きを見る

【上級者向き】 これが追加緩和を見込んでいる動きか?

裁定売り残が買い残を上回り、株安・円高に振れている 筆者なりに今日の下落を絵解きすると、第一が今度の日銀会合についての記事が日経一面に踊り、どうやらマイナス金利の拡大が行われるのではないかという憶測が広まったこと。欧州の事例ではっきりしているが、マイナス金利は銀行株にとって最大の怨敵である。調達コストである預金金利がもう下げられないのに、販売価格である貸出金利は中央銀行の動きに連動して下がる。た

続きを見る

【中・上級者向き】 投資の羅針盤 Brexitは英国経済成長の鍵【下】

前回のBrexitは英国経済成長の鍵【上】に続いて、英国のEU(欧州連合)からの離脱(Brexit)について取り上げる。 Brexitに対する市場の反応は明らかに過剰であったが、これまでは英国経済についての報道をほどんど行わなかったメディアが、一転して「英国はドイツに次ぐ主要国で金融ではEUの中心」などと囃したてているのは頂けない。 英国はもともとEUの「実質」准加盟国 英国は統一通貨ユ

続きを見る

【上級者向き】 設備投資の低迷はけして悪くない

電機産業のビジネスモデルの激変 一昔前の経営学の教科書には、企業収益が高水準で需要見通しがそこそこ良好なら、競合相手が出てくる前に新鋭設備を整えて出鼻をくじくことが有効とされた。需要増と投資増、技術革新による新製品の登場と価格低下によるさらなる需要増が好循環を描いている時代の話だ。しかし最近は大きく様相が変わってきている。特に昔風に言えば電子工業、今でいうIT関連産業のビジネスモデルが根本的に変

続きを見る

【上級者向き】 じっくり安値を拾うべき時期

いずれにせよ米国は年内一度利上げしよう ドル円相場の下値が固まってきたようだ。99円台でダブルボトムを付けた形になっており、中間の高値の107円を突破するようなら再び長期円安トレンドが再開する。ただし日柄的に来年3月までは本格的なトレンドが生じる公算は低い。 最大の理由は米国の利上げ姿勢が鮮明になってきたこと。部分的に弱い指標が混じるが、米国経済は順調に推移しており、ほぼ完全雇用で時間当た

続きを見る

【中・上級者向き】 投資の羅針盤 Brexitは英国経済成長の鍵【上】

6月23日に世界の注目を集めて行われた英国のEU(欧州連合)からの離脱(Brexit)を問う国民投票で、離脱支持が52%と残留支持をわずかながら上回り、世界の金融市場は大混乱に陥った。この混乱を受けて、先行き中長期的には世界景気の後退懸念が高まったとして、Brexit を否定的に論評する識者が多い。 しかしながら、そうした懸念に確たる根拠があるのであろうか。 筆者はBrexit後の見通しは

続きを見る

PAGE TOP ↑