「 有料記事 」 一覧

【中・上級者向き】 投資の羅針盤
「働き方改革」はデフレ脱却のための王道

1980年代までは自動車・電機などの代表的な企業を中心に構成される労働組合と経営側との交渉で決定される給与ベースの賃上げが、経済界全体の相場と受け止められていた。 非製造業や中小企業など生産性が必ずしも向上しない産業も賃上げに追随して、理髪代やクリーニング代といったサービス産業の価格も毎年上昇してきた。 ベアゼロ長期化と非正規雇用の急拡大が「しぶといデフレ」の実相 ところが、1990年代

続きを見る

【上級者向き】 今後20年間は中国経済の低迷・混乱期

超急成長の反動はあって当然、意外に低い日本の依存度 米国大統領選の帰趨がほぼ固まり、ドル円も順調に上がりかけていた矢先、昨日の中国貿易統計を見て市場は鋭く反応した。9月の輸出額は1845億ドルで前年比10%減。6か月連続のマイナス。輸入は1425億ドルで1.9%減。中国政府は6.5%成長の実現に向けてインフラ建設投資や自動車・住宅の購入促進策を実施しているが、足元の数字はこれらの効果が不十分であ

続きを見る

【上級者向き】 米大統領選ほぼ決着、しばらくリスクオンの地合いに

トランプ氏が自滅、米国利上げの公算強まる 過去1か月間、東京株式市場は多くの不透明要因を消化しながら総じて強含みで推移してきた。TOPIXは9月15日1296まで下げたが8月安値より9ポイント上で下げ止まり、10月11日には6月初以来の高値1362まで挽回している。この間ドル円は102円前後で推移していたが、直近では原油価格の反発と米国長期金利の上昇により、104円付近まで戻してきている。

続きを見る

【上級者向き】 大統領選の大勢は決したと見てリスクオン

罵倒合戦のテレビ討論第2回、逆転の目を失ったトランプ候補 10月10日は日本では体育の日、米国ではコロンバスデーの祝日。ただし米国では債券為替市場はお休み。前日に大統領候補によるテレビ討論第2回が行われ、直前に11年前の女性蔑視発言録音を暴露されたトランプ候補が、著名な共和党支持者から不支持宣言が相次いでいるところ、どう窮地を切り抜けるかが注目された。 結果は想定された通り両者の悪口合戦に

続きを見る

【上級者向き】 リスクオンの環境が一段と整った

多くのチャートが一斉にブレイクアウト寸前の形に 昨日の米国ではISM非製造業指数が予想外の強い数字となったことから、債券が売られドルが買われる展開となった。さらに週間在庫統計が大きく減った原油も50ドルに接近、これらを受けて225先物も17000円寸前まで上伸した。これらの結果、多くの主要チャートの形が上値抵抗線に接近するか若干上回ってきており、もう一段続伸すると、一斉にブレイクアウトから連鎖反

続きを見る

【上級者向き】 業績懸念はひとまず遠のく

円高進行でも景況感や業績は横ばいで踏みとどまる 昨日は日銀短観、米ISM製造業指数と、重要な企業業績の指標の発表が相次いだ。結論を急ぐと、市場が警戒していた業績の悪化は概ね想定の範囲内あるいはそれ以下にとどまっている。米国では指標改善により利上げ観測がやや強まってドル高に動く公算が強まったことがネガティブに解釈されたものの、日本企業にとってはそれが逆に先行き安心感につながるため、投資家を勇気づけ

続きを見る

【初~上級者向き】 幸田昌則の不動産耳より情報<2016年10月号>

最近の話題 不動産の市況は、その時々の景気動向や金融情勢、更には、地域内での需給関係などで変化をしていくことは言うまでもない。 アベノミクスによる円安効果で、これまで海外からの投資や観光客が急増して、大都市の不動産にはグローバル化の影響も出ている。外国からの観光客は今なお増えており、国内のホテル需要が強まった結果、ホテル用地は高騰し、現在でも京都市などでは品不足となっている。 しかし、一方で

続きを見る

PAGE TOP ↑