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日本株は仕切り直しで戻りを試す局面

不透明感強いがやはり円安は増益要因   TOPIXのチャートを見ると3月9日で底入れ、25日までの急上昇で中期サイクルの上昇局面入りが確定。その後米株安に引き摺られる形で4月12日、27日の中間安値を形成し、中期サイクルの高値に向け再上昇というのが4月末時点の筆者の基本想定だった。しかしFOMCで利上げが決定された後、5月5日に暗号資産とNASDAQが暴落したことからほぼ1週

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水星逆行時特有の現象が目立つ

最大のものはイーロン・マスク氏のツイッター買収棚上げ問題   思考、感情、判断、好みといったものは、同一人物の中でも状況次第で大きく変化する。群集心理とか、状況に背中を押されるとかで、通常ならしない行動に踏み切ることもざらにある。筆者が市場予測に占星術の暗示を利用するのは、過去の実績において無視できない確率で、転換点やサプライズのタイミングに合致するからで、このレポートの愛読

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TIGERのRがことごとく実現化

Rから始まる英語の持つ意味が表面化   今年のキーワードとして寅年に引っ掛けて「TIGERに注意せよ」とした。タイトニング(引き締め)、インフレ、地政学的問題、選挙、様々なRで始まる現象である。選挙を除き、筆者が想像していた以上に事態が進展している。Rで始まるのはリフォーム、リセット、リコンシダー(再考)、リトリート(撤退・資金引き揚げ)など、現在まで進んでいたことの方針変更

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米国は6月FOMCまで下値模索

暗号資産への不安が台頭、グロース銘柄全般に売り   米国の投資家が右往左往している。4日のFOMCにかけてはFRBメンバーの講演で金融引き締めを急ぐ主張が相次いだため、7月までに0.5%利上げを3回実施という見方が主流となった。ところが1-3月GDPが―1.4%となり、4-6月以降も低成長が続きそうだという意見が浮上してきて、あまり引き締めを急ぎ過ぎるのは危険との説が強まって

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27-28日の連続陽線、目先底入れを示唆

何だか上がりそうな気がする日本株   NASDAQは11月22日高値から下値切り下げパターンを続けており、一昨日直近安値を更新した。エリオット波動のカウントでは、まだ大勢下げ局面の第一波の途中であり、数か月以内に相当強烈な下げに見舞われる公算が強いと思われる。一方、NYダウは高値が1月6日でその後の動きも下げ渋り感が強く、長期波動を見ても3万ドル付近に強力な支持線があるように

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割安だが買わずに見ているだけの投資家が多い

円安なのに日本株が買われないのはなぜか   クオンツ分析という言葉がある。平たく言えば特定のデータの変化と相場の相関関係をつぶさに観測し、現状分析と、今後どちらに資金を置いた方が儲かるかを判断する数理分析全般のことである。相場自体の動きや習性を分析するテクニカル分析も含まれている。90年頃レイ・ダリオ氏らが航空宇宙分野の計算を扱っていた理系の人材を集めてこの手の運用をするブリ

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市場予想よりマイルドだったFOMCの決定内容

景気不安が浮上したため量的引き締めペースを遅くした   昨晩のFOMCを受けて米国株価は急騰した。FFレートは予想通り0.5%引き上げられたが、量的引き締め(QT)の開始が即時でなく6月からとなり、当初は月間475億ドル、9月から950億ドルペースで削減ということになった。一部には0.75%利上げ観測があったし、QTは5月から950億ドルペースで開始との見方が優勢だったから、

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