「 有料記事 」 一覧

【上級者向き】すでに出現している中国の「灰色のサイ」

年末までの急落はその衝撃第一波 サイのうち最大種のシロサイはアフリカの草原で静かに暮らす。性格は野生動物の中でも最も穏やかな部類で、最大3.5トンに成長する。通常、行動は緩慢で、人間が遠くから眺めている分には何も反応しない。だがいったん自分に危害が及ぶ危険を察すると敵にまっしぐらに突進(時速55キロ)し、それに対抗しうる生物は存在しないとされる。 金融市場では、発生する確率は極めて低い(通

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【中・上級者向き】ETF(上場投資信託)の魅力に注目しよう

投資先進国の米国で個人投資家の注目を集めている最大の金融商品は、ETF(Exchange Traded Funds、上場投資信託)である。 ETFとは、米国ならNYダウやS&P500、日本なら日経225やTOPIXなど、ある指標に連動して動くように資産運用会社が選定した株式銘柄の組合せである。 日本でも1995年に日経225連動のETFが東証に初上場されて以来、上場銘柄数は2018

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【上級者向き】中国株の上昇は本物か?

現時点での設備投資関連株の上昇はありえない 米中貿易交渉が穏便な形でまとまるという観測が強まっており、それで両国の株価が堅調に推移している。特に上海総合指数は昨年末の安値から本日終値まで9週間で21.93%の急騰。うち上げ幅の4分の3は春節が明けた2月11日以降のものである。交渉への楽観のほかに、政府は成長率の低下を認める一方で、例によって金融緩和の強化と追加的景気対策を打ち出したためである。N

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【上級者向き】米朝会談物別れ、双方に自己都合と苦しい事情

大山鳴動したがネズミ一匹とてない結果に 最初に一報。本日予定されていたパイオニア新株代金払い込みは8日延期され、整理ポスト以降、225銘柄の入れ替え公表も同日引け後に延期された。したがって先週書いたシナリオは1週間後にずれる。もう一つ微妙なのは3月末に出光興産と株式統合されて225から外れる昭和シェル石油の取り扱いである。同様の経験ではユニーが統合された際のファミリーマートがある。共に2月期決算

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【上級者向き】急がれる東証の魅力向上

2019/02/27 | 有料記事

株式会社化されている世界の取引所運営会社の時価総額を比べると、日本取引所グループ(JPX)は約1兆500億円と世界首位のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループの7分の1にとどまっている。東京商品取引所との経営統合がほぼ決まり、懸案だった市場区分の見直しにも乗り出したが、東京を国際金融都市に育成するためには、さらなる競争力の向上策が急務だ。 取引所運営会社の時価総額は直近でCMEグルー

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【初~上級者向き】 幸田昌則の不動産耳より情報<2019年3月号>

最近の話題 年初の1月17日に、これまで着実な成長を遂げてきた日本電産が業績予想の下方修正を発表したが、衝撃的だったのは、永守社長が足元の事業環境の変化を「尋常ではない変化が起きた」「11月、12月と、ガタン、ガタンと落ち込んだ」と表現したことであった。 米国と中国との貿易摩擦による経済の不確実性が、先行き不安を増幅させているとも考えられる。 この動きを反映して、日本の株式市場でも、日経平均

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【上級者向き】米国と中国が和解できるものか

楽観の先走りほど危険なものはない 先週末のNYダウは26031ドルまで上昇した。12月のザラ場安値21712からはほぼ20%の猛反発、10月3日の史上最高値26951まであと3.5%のところまで戻している。これで下落幅の82.4%を挽回したことになる。同じ計算を日経225でやると、安値からの上昇率は13.9%、下落幅の挽回率は48.0%で本日を含めても半値戻しを達成できていない。高値から12月安

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