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【初・中級者向き】映画「恐怖の報酬(オリジナル完全版)と米中首脳会談後の市場

 1953年のアンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督の傑作のリメイク。1977年にウィリアム・フリードキン監督が作ったが、興行的に失敗、日本では30分かっとして上映された。今回フリードキンが複雑な権利問題を片付け、2013年に4Kデジタルでリマスター化、連年各国の映画祭でプレミア上映されて評価は急上昇した。実は待望の上映、である。  フランス版ではイヴ・モンタンの主演。リメイクは、はじめスティー

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【初・中級者向き】ya歌劇「カルメン」と大阪万博招致成功と原油急落とダブル選挙

 久しぶりに新国立劇場の「カルメン」を観た。主役とドン・ホセがいい出来だったが闘牛士がイマイチ。残念だった。ホセは私がまだ学生の頃、マリオ・デル・モナコの凄い「花の歌」が耳に残っていて、ロンドンで聞いたドミンゴも物足りなかった。ま、こんな古い話をしても仕方ないか。60年前に聞いたときは皇后陛下がご結婚前で、私の三列前でご覧になっていたのだから。年寄りの昔話とお笑いください。  「カルメン」の

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【初・中級者向き】映画「ボヘミアン・ラプソディ」といよいよ表面化した中国の大不況

「ボヘミアン・ラプソディ」の予告編を見ていて「WE WILL ROCK YOU」がサッカー試合の応援に使われているので知っていた。ROCKは「オマエをあっといわせてやるぞ」とか「揺さぶってやるぞ」の意だ。このほかのクィーンとくにリードボーカルのエディ・マーキュリーの名曲は、NYにいたころラジオで聞いていたが、歌詞はこの映画で字幕で観て、いいな、と思った。 映画を観て、パンフレットを買おううか

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【初・中級者向き】映画「スマホを落としただけなのに」と私の(再び)少数派シナリオ

 原作は読んでいないが、SNSミステリーという新ジャンルは「セルラー」や「リミット」が面白かったので観たら、ヒッチコックの名作が下敷きの作品で、まずまずの出来だった。その前日「SEARCH」を観たが、この方は主演の父娘が韓国人なので、書くのも嫌になって、止めた。この国には、「教えず、与えず、かかわらず」が一番いい。  主人公の麻美(北川景子)は、恋人の富田(田中圭)がタクシーの中でスマホを忘

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【初・中級者向き】映画「華氏119」と中間選挙のトランプ勝利と相場の行方

「華氏911」ではブッシュ元大統領を大いにケナしたマイケル・ムーア監督が中間選挙を目前にして反トランプ映画を作った。「119」とは2年前の大統領でトランプが勝利宣言した日だ。 英文の予告編では「タイラント(独裁者)ライアー(嘘つき)レイシスト(人種差別主義者)ホール・イン・ワン」とある。ただ映画は単なるトランプ叩きではない。ムーア監督は、トランプ候補を大統領にした米国の民主主義の危機を、鋭く

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【初・中級者向き】映画「日日是好日」と私の(例によって)早すぎるシナリオ

 故樹木希林さんの主演に近い助演映画。黒木華さんと多部未華子さんが大学2年生から二十数年、お茶を習うというまことにシンプルな設定。対立があるわけではないし波乱万丈の物語でもない。 若い女性二人が茶道の所作を先生に教えてもらう。これがすこぶる丁寧に逐一写されるのだから、眠くなるかと思ったら飛んでもない。私は目を皿の様にして見入ってしまった。  四季の移り変わりや掛け軸、茶碗、茶花、和菓子

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【初・中級者向き】映画「億男」と当面の相場展開と狙い目銘柄(第930回)

2018・10・21    妻が主演の佐藤健が好きだというし、先日の綾瀬はるかの」「ギボムス」でパン屋の店主を観ていてなかなか良かったので、ロードショー初日に観た。若い人ばかり。人気あるんだなあ。  主人公大倉一男(佐藤健)は図書館司書として務める傍ら、夜はパン工場で働く。失踪した兄の借金3000万円を返済するためだ。妻(黒木華)と娘は別居、離婚を迫られている。  そこにひょんなこ

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