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投資の羅針盤
パナマ文書問題をきっかけに国内法制の整備を急げ

各国の首脳や親族らがタックスヘイブン(租税回避地)を資産隠しに利用していた実態を暴いた「パナマ文書」が世界を揺るがせている。 中米パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」の内部者が持ち出して国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)へ持ち込んだ資料には、1,150万件(2.6テラ・バイト、紙にするとトラック1,000台分)の過去40年間に設立されたペーパーカンパニー21万社関連の情報が詰ま

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ウォッシュアウトの下げ、サポート線まで一気

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1396(2016年5月3日) 特段の悪材料もないのに記録的な大幅安 28日の決定会合で日銀が動かなったことで、ほぼ確実に追加緩和あるべしと考えてきた連中はパニックに陥った。追加緩和は必ずしもコンセンサスになっていたとは思えないのだが、何分、前週からそれを当て込んで大量に買い進んでいただけに、投機筋の買いポジションは大きく、まばらな買い注文は全く支え

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投機筋の盛大な独り相撲

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1395(2016年4月29日) 追加緩和見送りで楽観論に乗った向きが徹底的に投げさせられた 28日はイベントの連発。未明には米国FOMC、昼過ぎには日銀政策決定会合の決定発表、午後は決算発表ラッシュ。ちなみに日経225の時価総額ベースで34.3%が本日までに発表を終えた。 イエレン議長の記者会見を伴わないFOMCの声明文の、成長減速という文言

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長谷川慶太郎の時局分析~No2~マイナス金利でおカネのデフレは続く

4月1日に食卓塩やトマトケチャップが約25年ぶりに値上げされたことがニュースになりました。味の素の「クノール カップスープ」も30年ぶりの値上げです。 食品を中心になぜこの春に一斉値上げになったと思いますか? 企業はここ二十年近くずっと我慢してきました。ですが、ここで思い切って値上げしても大丈夫だと、市場は小さくならないと、消費者から拒否反応が起こらないとの確信が出てきたのです。

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株の超高速取引、荒れ相場の元凶か

遠吠え(ペンネーム) 金融庁が人工知能(AI)を活用した株式の超高速取引(HFT)の実態把握に乗り出すことになった。 1秒間に1000回もの売買を自動発注するHFTが、過度な相場変動をもたらしているのではないかとの声が市場関係者から出ているためだ。今後、金融審議会の場で議論を深めていくことにしている。 個人投資家に分かりやすい市場にするために、何らかの規制が必要になるかもしれない。

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日銀追加緩和浮上も、実効は期待できず

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1394(2016年4月25日) 投機筋の期待とありうる緩和の内容が食い違い、失望売りの危険も 金曜日のモーニングサテライトをご覧の方は、ゲストが日銀の追加緩和?といえるか微妙だが、貸し出しに積極的だった銀行にはマイナス金利で資金を供給するというプランを検討していると語っていたのをご記憶だろう。同日昼まで株価は利益確定売りに押されていたが、ブルームバ

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幸田昌則の不動産耳より情報<2016年5月号>

最近の話題 日本銀行によるマイナス金利の実施から、既に3ヶ月が経過し、不動産市場では、その影響が見られるようになってきた。 先ず、住宅ローンの借り換えが急増している。一定の条件を満たせば、より低利へと借り換えの手続きをするだけで、返済額を数百万円単位で減らすことが出来ることから、活発な動きが見られる。 次に、中古マンションや中古戸建住宅の取引件数も増加している。マイナス金利で購買意欲が刺激さ

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