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イベント直後の動きはしばしば大反転するので注意

急速に強まってきた岸田氏の政権基盤   衆議院選挙はほぼ筆者が予想していたような結果となった。甘利幹事長が小選挙区で負け、幹事長を辞任する運びになったことは、個人的には複雑な気分だ。安倍・麻生・甘利の3Aとか一緒くたにされているが、甘利氏は女系天皇容認、ジェンダー問題でも柔軟な姿勢で安倍氏の右翼国粋主義とは明確に異なる。成長戦略についての認識ではベテラン中では最右翼であり、岸

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足元の相場はイレギュラーバウンド、金利上昇が接近中

投機筋の仕掛けに英中央銀行の利上げ見送り、OPEC決定が重なる   過去15日の取引日でSP500は13勝2敗。強い横綱クラスの勝率である。原動力となったのは米10年債利回りの低下で、ピーク1.705%から1.436%まで急落した。9月期決算の好調が報じられる一方で金利が大きく低下したのだから、理屈の上では株価が上昇しないはずがない。   子細に動きを見

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映画「燃えよ剣」と韓国の没落。すでに始まっているのにご本人たちは気づいていない(第1087回)

司馬遼太郎のベストセラーの映画化。岡田准一のアクションも演技も素晴らしかった。充分におカネをかけた大作で、今年のベストスリーに入るだろう。おすすめできる。 土方歳三の一生を描いた。この人が倒幕側にいたら、大変な功績を挙げたと思うが、現実には鳥羽伏見の戦いのあと、徳川慶喜が戦線離脱する位、徳川幕府は頼りなかった。 頼りがないのは、現在の韓国もおんなじだ。 まずチャートを見て頂きた

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株式投資は金持ちの「遊び」か

2021/11/04 | 上級, 有料記事

米国の自動車メーカー、テスラの時価総額が1兆ドル(114兆円)台に乗せたり、暗号資産ビットコインの取引価格が6万ドルを超えたりと、金融・資本市場では伝統的な投資尺度が消えたと思わせるような出来事が相次いでいる。ついていけない人も多いと思うが、あり余るお金を持った富裕層の「遊び」が激しい値動きをもたらしている可能性がある。 新興の電気自動車メーカー、テスラがいくら伸びているといっても、自動車販

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選挙後の岸田政権とバイデン政権の政策に注目

世界の潮流は「減税・規制緩和」から「増税・適切な私権制限」にシフト   初めにご連絡することがある。このマーケット通信は20年前の6月に創刊し個人投資家協会へのボランティア活動として年100本のスケジュールで提供することにしていた。その後、執筆のためにカバーすべき分野や市場が大幅に広がり、データ入力の作業も増加する一方で筆者の年齢も上がり、相応に活力は落ちている。結果として1

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ガラパゴス化した日本型投資信託の禍々(まがまが)しさ――その禍根は断てないのか

2012年以来のアベノミクス効果で日本株は大幅に上昇しており、米国をはじめとする海外各国の株も堅調に上昇を続けてきた。当然、投資信託への資金流入も順調に拡大してきたものと思っていた。統計上の投資信託残高は2017年に100兆円を超え、2021年末には150兆円超に達しているからである。 ところが個人金融資産の中身を見てみると、投資信託(公募投信)の残高比率が2014年以降ほぼ一貫して減少して

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これから増配・自社株買いが増えるだろう

企業の資産ガバナンスに厳しい注文   9月末に四半期決算を迎える企業の決算発表が始まった。225銘柄では中外製薬を皮切りに本日3社、明日15社、28日16社、29日24社。会社数ではこれで3割だが、最も注目度の高い半導体・電子部品、総合電機や機械大手がほぼ出揃うため、決算全体の様相はこの段階で7割方決まると思われる。利益や時価総額比重の高い自動車、総合商社、銀行はまだだが、こ

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