「 マーケットEye 」 一覧

【上級者向き】ファーウェイ排除問題の裏にある、中国の国家情報法

排除が長引くと5G普及が遅れ、世界的な大損失が必至 筆者のスマホはファーウェイ製である。2年前に2万円台で買ったが価格も性能も素晴らしい。だが同社の本当の強みは消費者向け製品ではなく、通信インフラ系における抜群の開発力と低コストである。過去10年間の研究開発費は700億ドル・約8兆円、開発要員はなんと8万人、昨年の国際特許出願数は5405件で世界一である。 昨年の世界研究開発費ランキング(

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【上級者向き】今期は小幅増益の予想です!!

米中問題深刻化、中国の中程度の金融混乱を見込んで 本日の損保3社の発表をもって225銘柄の決算発表は終了した。18日の日経報道では、決算期変更を除く3月期決算企業(除く金融・新興市場)ベースでは、終わった期も今期予想も小幅減益となっていたが、筆者が集計している225採用銘柄の年度ベースでは、今年度4.1%増益となった。 筆者の予想前提はドル円は112円、金利は横ばい、原油がWTI57ドルで

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【初・中級者向き】映画「知りすぎていた男」と米中関税戦争と漁夫の利を得る日本

2019・5・19(第963回) ご存知のヒッチコック監督の名作で、ジェームス・スチュアートとドリス・ディの共演。「ケ・セラセラ」の歌で有名だ。 同監督の1934年の「暗殺者の家」のリメイクでもある。大違いはドリス・ディの歌がヤマ場になっているところだ。 最近ドリス・ディが97歳で亡くなった。ヒット曲の「センチメンタル・ジャーニー」や「アゲイン」「二人でお茶を」なんて、ラジオで何回も聞いた。

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【上級者向き】米がファーウェイ全面排除したら5G投資は大幅に遅れる

対中貿易交渉に向けて強烈な牽制球だが、米国にも被害甚大 トランプ政権が中国の通信機器巨大企業ファーウェイに対し、実質的に米国が同社の製品を買ったり、製品・サービスの禁輸措置を取ったことは、各紙で大きく報じられているが、同社は次世代無線通信規格・5Gの中核的インフラとなる基地局ではダントツの首位であり、これを米国が継続し続けた場合、米国の通信会社にとって設備投資費用が大幅に膨らむうえ、主要都市への

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【上級者向き】トラと習、仲よくケンカしな

本日はイベント多過ぎ、筆者も消化しきれません!! 225銘柄の1-3月期決算は本日までに196社が発表を終え、全体の85%が完了。今決算でプロ級投資家の注目ベストスリーは武田薬品、ソフトバンクグループ、日産自動車だったと思うが、本日はそのうち2社が集中、その他にも書きたいことがあるのに米国の対中追加関税リストが公表されたとあって、消化すべき材料が多すぎる。積み残しの話題は後回しにして、書きやすい

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【上級者向き】中期サイクルの底を見に行く、6月安値を待つ

米中摩擦の深刻化は予想通り、一段の情勢悪化を念頭に 前回、日経225は戻り高値を更新しているがその内容は非常に偏っており、半導体市況が急落、工作機械受注が急減しているのに関連株が急騰しているのは異常であり、今後の反動を警戒すべきと指摘した。一部ヘッジファンドの意図的な売買による価格つり上げの可能性があると見ていた。 元号替わりの10連休が明けて以来、株価が大きく下落したのはトランプ氏が対中

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【初・中級者向き】映画「007/ユア・アイズ・オンリー」米中関税戦争とヒンデンブルグ・オーメン

(962回)2019・5・12 007シリーズ12作目。原題は「極秘」という諜報用語だが、映画のラストでボンドとヒロインが「ムーンライト・スイム」つまり月下の海を裸で泳ぐのだが、ここでヒロインが「あなただけに見せるのよ」という。相当に色っぽいなあ。 この作品はミサイル攻撃用の新型発信機ATACの英国対ソ連の争奪戦。これにギリシャの密輸業者が絡む。ヒロインの両親は海洋学者だが、英国諜報部のための

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