「 マーケットEye 」 一覧

【初・中級者向き】映画「祈りの幕が下りる時」と「トランプ暴落1」と日本株と金上昇

  2018・2・11 「加賀シリーズ」とも「新参者シリーズ」ともいわれる東野圭吾の人気ミステリーの映画化だ。“泣かせるミステリー”という新ジャンルを開拓した。初期の「赤い指」がその最たるものだが、この最終作も親子の情愛が一つの軸になっており、吉川英治文学賞をとっただけのことはある。映画もヒット中だ。主役の阿部寛がいい。   葛飾区のアパートで女性が殺さ

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【上級者向き】過熱感解消、買い場到来だが高望みは禁物

投機筋が盛大に投げ売り、一方で企業収益は絶好調 1月12日から2月9日までに、TOPIXは7.7%下落した。ドル円は2.5円ほど円高に振れた。この間米SP500は6.0%下落しており、ドル換算すれば日米株価は同程度の下落である。しかしこの1か月間のハイライトは何といっても米国債券相場とVIX指数だ。10年債利回り自体は2.54%から2.85%に上がっただけだが、1年前から米国の投機筋が一部の機関

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【上級者向き】適温相場期待派はノックアウトされた

ボラティリティーの低位安定を当て込んだ投資家が大やられ あまりにも過熱していたので米国の下げ相場が迫っていることは判っていたが、日本株は完全に巻き添えを食った格好。今週は4日間で推定4兆円程度の外国人売りがあった模様だが、その大半が短期売買で先物インデックスを中心に売買しているヘッジファンド、2割程度が外国投信と推測している。 6日には一時日経225が1600円安となる場面があったが、原因

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【上級者向き】米国株式は長期のベアマーケットに入った模様

米10年債が4%に向かうならNYダウは21600を目指すことに 前回のレポートで米国株に弱気を書いた途端に大幅安となった。過去1年間の相場を仕切っていたのは基本的に短期志向のヘッジファンドなので、方針を変更するとなったら動きは速い。彼らが戦略の中核に置いていたのが米国長期債市場だったので、それが重要なチャートポイントだった、10年物利回りの2.75%を突き抜けた瞬間から動きが一気に激しくなった。

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【初・中級者向き】映画「スリー・ビルボード」NY株急落

    2018年2月4日 劇作家として著名なマーティン・マクドナーの映画進出で注目していたが、期待にたがわない一作だった。 舞台は米国ミズーリ州の田舎町、うららかな風景の中に巨大な赤の広告看板が三つ。7か月前に娘を殺された母親が、一向に進まない捜査に怒って出した広告で警察を非難する。女主人公ミルドレッドは口も態度も悪く、時には法に触れるような行動も。一

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【上級者向き】日本の事情に関係なく外国投機筋が売っている

米国債が示すヘッジファンドの戦略転換 直観的には米国株は天井を付けたのではないか。以前から書いてきた通り、外国の大手ヘッジファンドは昨年2月以降、米国デフレシナリオを振りかざして米国長期債を盛大にロングし、併せて円買いドル売りのポジションを組んだ。同時に為替の影響を読んで米国株はロング、日本株先物はショートで臨んでいたはずである。 6月頃からは別のファクターで動く投機筋が参入した。半導体の

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【上級者向き】「リスクオンだからドル売り」なんだって

数か月前は逆のことを言っていたはずだが 米国株式は今年に入ってから一段と騰勢を強めており、SP500などは年初来14勝で今場所優勝した栃ノ心並みの勝ち星で、その全部が過去最高値更新である。NYダウは昨年末から1900ドル高、SPはほぼ200ポイントの上昇。この間ドル円は113.2円から一時は5円ほど下がる場面があり、ドル安株高が鮮明である。これは円安で日本株が上昇したのと同じ構図である。海外部門

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