「 マーケットEye 」 一覧

【初・中級者向き】映画「泥棒役者」とHFの売りと中国・サウジ・北のミサイル

2017・12・3 世評が高いので見たら、儲けものの一作。安田征史という監督は知らなかったが、自身の舞台を映画化しただけに、よく練れたセリフのやり取りだ。主演の丸山龍平は関ジャニ∞のスターだそうだ。周囲は若い女性ばかり。82歳のジイさんなんて私だけ。でも私は大笑いを何べんもした。まわりからはクスクス笑いが続いた。コメディ好きの方はどうぞ。 主人公はじめは金庫破りの名人だった過去がある溶

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【上級者向き】中国危機が迫っているからこそビットコインが爆騰している‼

上海株式が下落する中で中国の投機筋が仮想通貨に殺到 ビットコインが爆騰している。2年前は450ドル、1年前に1000ドル大台に乗せる程度だったものが、今年8月5000ドルに接近、そのすぐ後に中国政府がブレーキを掛けたため3000ドルを割り込んだが、その後は毎日上下に荒っぽい値動きを繰り返しながら上値を追い、ついに本日は14000ドル台に乗せてきた。 「こんなものに手を出したトレーダーは即刻

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【上級者向き】日経平均3万円説、ちょっと待った‼

来年度達成は不可能とは言わないが、前提に疑問あり マネックス証券が2018年度日経平均3万円到達説をぶち上げ、業界にセンセーションを呼んでいる。発信元は同社チーフストラテジストの広木隆氏で、筆者評価でも現役証券系では三菱UFJモルスタ証券の藤戸さんと双璧に挙げてよい人物である。ただ時々一緒に飲みに行く間柄だから敢えて茶々を入れさせてもらう。 広木さんの言う3万円到達の根拠は、「来年度後半に

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【中・上級者向き】 投資の羅針盤 銀行株は魅力を取り戻せるか

日経平均株価は乱高下を繰り返しながらも、26年ぶりの高値圏にあり、さらなる上昇も期待されている。 ところが、金融株、ことに銀行株は2006年来趨勢的に比重を下げ、11月以降の上昇相場局面でも取り残されている。新高値追いの米国市場でも、金融株は年初来ニューヨーク・ダウの上昇をかなり下回っている。(図1) このような状況を踏まえて日銀が半年に一度公表する「金融リポート」2017年9

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【上級者向き】 半導体関連株の「不都合な真実」

東京エレクトロンが大相場になった後は半導体不況が来る 筆者は1986年に生保を退職して勧業角丸証券でアナリストとなり、最初は機械セクター全般、翌年からもう一人と組んで電機セクターを担当した。元々バイサイド、運用側を志望していたので勉強になりさえすれば給料はどうでもいいというスタンスだったが、バブル最盛期で茅場町交差点付近では土地が一坪で1億円を大きく超え、その中心業界にいて30歳で年収が400万

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【初・中級者向き】映画「ローガン・ラッキー」と日本経済と株価の夜明け

  2017・11・26 アカデミー賞監督スティーブン・ソダーバーグが4年間のブランクを置いて「脚本にホレ込んだから」の理由でこの作品を監督した。 私はこの「ローガン・ラッキー」を観て、古典落語の「時そば」を思い出した。例の「何どきだ?」「ここのつでー。10,11・・・」と一文ゴマかしたのを見て、マネした間抜けがドジるオハナシだ。当時の蕎麦は16文、九つは午前0時。

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【上級者向き】ここからクリスマスまでの1か月が大ハードル

今夜の米国取引の後は神経質な展開に 米国市場においては、感謝祭翌日のブラックフライデーと、週末のネット注文による売上高が集計される翌週月曜日(誰もブラックマンデーとは呼ばない)は年間で最も強気心理が支配する日付である。米国GDPの7割を占める消費の、年間で最高潮に達する時期だからだ。ライバルを出し抜こうとする売り手は積極的に値引きの大宣伝を行い、一方買い手もやる気満々で、これと決めた商品を何とし

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