「 マーケットEye 」 一覧

【中・上級者向き】 投資の羅針盤 銀行株は魅力を取り戻せるか

日経平均株価は乱高下を繰り返しながらも、26年ぶりの高値圏にあり、さらなる上昇も期待されている。 ところが、金融株、ことに銀行株は2006年来趨勢的に比重を下げ、11月以降の上昇相場局面でも取り残されている。新高値追いの米国市場でも、金融株は年初来ニューヨーク・ダウの上昇をかなり下回っている。(図1) このような状況を踏まえて日銀が半年に一度公表する「金融リポート」2017年9

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【上級者向き】 半導体関連株の「不都合な真実」

東京エレクトロンが大相場になった後は半導体不況が来る 筆者は1986年に生保を退職して勧業角丸証券でアナリストとなり、最初は機械セクター全般、翌年からもう一人と組んで電機セクターを担当した。元々バイサイド、運用側を志望していたので勉強になりさえすれば給料はどうでもいいというスタンスだったが、バブル最盛期で茅場町交差点付近では土地が一坪で1億円を大きく超え、その中心業界にいて30歳で年収が400万

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【初・中級者向き】映画「ローガン・ラッキー」と日本経済と株価の夜明け

  2017・11・26 アカデミー賞監督スティーブン・ソダーバーグが4年間のブランクを置いて「脚本にホレ込んだから」の理由でこの作品を監督した。 私はこの「ローガン・ラッキー」を観て、古典落語の「時そば」を思い出した。例の「何どきだ?」「ここのつでー。10,11・・・」と一文ゴマかしたのを見て、マネした間抜けがドジるオハナシだ。当時の蕎麦は16文、九つは午前0時。

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【上級者向き】ここからクリスマスまでの1か月が大ハードル

今夜の米国取引の後は神経質な展開に 米国市場においては、感謝祭翌日のブラックフライデーと、週末のネット注文による売上高が集計される翌週月曜日(誰もブラックマンデーとは呼ばない)は年間で最も強気心理が支配する日付である。米国GDPの7割を占める消費の、年間で最高潮に達する時期だからだ。ライバルを出し抜こうとする売り手は積極的に値引きの大宣伝を行い、一方買い手もやる気満々で、これと決めた商品を何とし

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【上級者向き】恐怖の大王ついに登場、中国バブル崩壊カウントダウン

中国政府が理財商品破綻に不支援方針表明 本日は11月最終金曜日だが、米国では小売業が一年で最大の売り上げとなるブラックフライデー。米国株式市場の方もこの日に下落するケースは非常に珍しいとされる。本日の東京市場は朝方こそ円高進行と前日の上海株の急落から、自動化投資関連の一角などから安く始まったものの、半導体関連主導で戻り歩調となりプラス圏に引き戻した。しかし上海株は本日も不安定な動きを続けており、

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【上級者向き】急がば回れ、バリュー系大型株を拾うのが得策

総合商社や大手都銀の割安感が突出 半導体関連は確かに華々しい好業績であり、自動化投資関連は内外の人手不足という大きな流れに乗っているのは事実だ。しかし半導体は前回書いたように3D化とサーバー需要の拡大という成長加速要因が重なっただけであり、2年後は大きな反動が訪れる公算が強い。同じことは自動化関連にも言え、中国など競合する各社が一斉に投資を増やしているわけで、それが一巡した後の世界が恐ろしい。

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【初・中級者向き】映画「絶壁の彼方」とトランプ大統領の危機と日・米株

  2017・11・19 1950年の英国の映画で、一流の映画通の中でメチャ評価が高い作品だ。和田誠さんと三谷幸喜さん共著の「それはまた別の話」の対談で12本取り上げ、その中にこれが入っている。 小林信彦さんの「2001年映画の旅」で「20世紀の洋画100」に入っている。小林さんのコメントは「旧共産圏の国に連れ込まれた医師がいかにして逃れるか。ハラハラドキドキの連続で、

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