「 マーケットEye 」 一覧

【上級者向き】押し目を拾い株式ポジションを高めるべし

ヘッジファンドが大量の円買い日本株売り、業績順調で割安感が強まる 2月9日から3月9日までに、TOPIXは1%弱下落した。この間ドル円は2%ほど円高に振れていたうえ、推定で外国人の売り越し(先物含む)が推定2.5兆円に上っていたため、むしろよく踏ん張ったということができる。海外投機筋が推定3兆円以上売り越した模様だが、何といっても株価指標面の割安感が著しいため、内外の長期投資家がこぞって安値拾い

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【初・中級者向き】映画「シェイプ・オブ・ウォーター」と安倍首相の内憂外患と株・円レート

  2018・3・11 今年度アカデミー賞の最優秀作品賞、監督賞などを獲得した秀作。ギレルモ・デル・トロ監督の作品でも一番いい。 1962年の米国ボルチモア。冷戦時代の秘密研究所で働く、口の利けないまあ不美人の掃除婦イライザが主人公。ひそかに運び込まれた半魚人の姿を見て心を奪われる。孤独な主人公はアマゾンで神のように崇められていた“彼”に密かに会いにゆき、手話や音楽、ダ

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【上級者向き】世間が考えている以上に物価上昇は早い

日銀首脳候補者各氏の言葉に嘘はないが、物価上昇圧力は想像以上 9日の日銀政策決定会合が現在の任期における黒田総裁が議長として務める最終回である。昨日までに正副総裁候補の国会所信表明が行われたが、各氏とも物価上昇率2%定着まで金融緩和を続けるという意向は鮮明だった。ところが海外勢の見方では、近い将来にも現行政策の引き締め方向への変更がありうるという見方が次第に強まっており、それが全ての理由ではない

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【初・中級者向き】映画「15時17分、パリ行き」とウォール街の複合危機

2018・3・4 87歳のクリント・イーストウッド監督の最新作。2015年8月、アムステルダム発パリ行きの高速列車で、銃による大量殺戮テロを始めようとした男を、米国人三人が立ち向かい阻止した。その実話を実際に阻止した本人たちに自分の役で演技させて映画にした。 幼い時から友人同士の三人の堅い友情を生ませた米国の少年期教育のいい加減さ、教師の責任逃れが画かれる。一方イスラム系テロリストの方

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【上級者向き】やっぱり安すぎる、少額の買いを入れるべき

悪材料を膨らませ過ぎている、現時点で危機の兆候はなし トランプ氏が輸入鉄鋼・アルミに懲罰的追加関税を課すということで市場心理が悪化、一方で海外では欧米に追随して日銀も引き締め方向で政策転換を行うという根拠のない予想を振りかざして円高を煽る向きがあり、ドル円は105円に接近したため、株価も3週間前の安値を割り込んだ。 昨年の日本の貿易額は輸出が78兆円、輸入が75兆円。このうち対米鉄鋼輸出は

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【中・上級者向き】『投資の羅針盤』 「貯蓄から投資へ」はなぜ進まなかったのか

わが国で「貯蓄から投資へ」というスローガンが掲げられてから、久しい。歴史を振り返ってみると、2003年7月には小泉前首相と金融庁がそろって言及しているので、少なくとも15年は言われ続けてきた。 ところがこの間、わが国の個人金融資産に占める「貯蓄」(預金・現金)の比率は常に50%を超え、「投資」(株式・投信)は15%内外に留まっている。この結果、わが国の個人金融資産残高の伸びは米英など先進国に

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【上級者向き】最大ヘッジファンドの総帥レイ・ダリオ氏はどう考えているか

グローバルマクロ戦略で機敏な動き、実績は群を抜く 今週もヘッジファンドと思われる先物売買が市場を席巻しており、日経225は先週末から500円上げたかと思ったら700円も下げてしまった。この動きを裏付けるほど大きな経済ニュースは見当たらないので、些細な情報を針小棒大に取り上げて動かす投機筋がこの動きを作っているとみてよいだろう。 以前にも書いたように最近の日本株市場ではマクロ経済の動きを先取

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