「 マーケットEye 」 一覧

【上級者向き】裸で泳いでいたのは誰だ!?

超金融緩和の反動でバブル資産から逃げ出す投機資金 「急速に潮が引いていく浜辺で見ているといいよ。誰が裸で泳いでいたかよく判るから」この言葉はウォーレン・バフェット氏が2000年のITバブル崩壊の際に、荒っぽい投機行為をしていた投資家を揶揄して語ったジョークである。この言葉と同じ意味のものとしては、ガルブレイズ教授の『バブルの物語』の副題にある、「暴落の前に天才がいる」というものがある。天才と言っ

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【初・中級者向き】名作「NINAGAWAマクベス」と安倍政権の今後

2017・7・17 1935年、わたくしと同年生まれの名演出家蜷川幸雄さんが亡くなって一周忌の追悼公演が、彩の国さいたま芸術劇場で。楽しく観た。8月には佐賀の鳥栖、本場の英国では10月にロンドンとプリマス、次がシンガポールで追悼だそうだ。私はそんな公演が世界的に行われたのを聞いたことがない。仏壇を使った舞台、バーナムの森の美しい桜、日本人の誇りだ。   &nbs

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[上級者向け]やっぱり恐ろしい西暦7の年、腰の引けた強気が正解

  上がるべき状況なのに上がれない理由は? 最初に前回の訂正を。冒頭のブロックに0.025%とあったのは0.25%の誤りでした。日本の債券利回りを検討しているうちに、引きずられて桁の感覚が狂ってしまいました。 相場には上がるべき時、下がるべき時、動きにくい時がある。言葉でいうと当たり前に聞こえるが、「何を当たり前のことを言ってんだ!」と思った人は、相場というものが全然判っていな

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【上級者向き】基調は依然強気も一時的波乱を警戒

ファンダメンタルズは上値余地拡大を示唆 前年同期比で4-6月の鉱工業生産指数は5%強の増加、ドル円は3円ほど円安に振れているので、4-6月期の業績は相当良好なものとなるだろう。1-3月期も大方の見通しを上回って着地しており、企業業績には相当強い追い風が吹いていると考えてよい。為替相場にも再び円安の追い風が吹いている。米国、EUが共に量的緩和の修正に動いているのに日銀はなおも緩和姿勢を続けている。

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【上級者向き】米国の量的縮小は9月開始の確率95%

イエレン議長が8月下旬ジャクソンホールで趣旨説明の公算 ジリジリと円安が進んでいる。先週末発表の6月の米雇用統計が順調な雇用の伸びを示したことで、FRBが9月のFOMCで量的縮小を開始する見通しが強まってきたためだ。これに反応して10年国債利回りがここ2週間で(たったの)0.025%ほど上昇したほか、欧州でももはやデフレではないといった金融緩和の転換を示唆する要人発言が相次いでいる。一方日銀は国

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【初・中級者向き】映画「ハクソー・リッジ」と政局と北のICBM

2017・7・9 「ハクソー・リッジ」はノコギリ崖、の意味。沖縄の激戦地で一人の米衛生兵が75人もの兵士の命を救った実話をもとに、メル・ギブソン監督が戦争映画の傑作にした。ただいま大ヒット中。 バージニア州の若者デズモンド・ドスは敬虔なキリスト教信者。父は、第一次大戦の帰還兵で酒に溺れ家族を殴る。そのとき父に銃を向けてしまった主人公は、二度と銃を手にしないと神に誓う。 &

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【中・上級者向き】 投資の羅針盤 オーストラリア株は世界的にも高配当利回り

高配当利回りのオーストラリア株に注目 主要国の金融緩和により、日欧ではマイナス金利が長期常態化し、債券市場への投資機会が大きく減退している。 一方、配当利回りの高い銘柄の比重が比較的に高い先進国株式市場では、債券利回りを大きく上回る高配当利回り株への投資による利回り追求の機会が増大している。 先進国の中でも、オーストラリア株は配当利回りの水準が高く、投資対象として注目を集めている。個

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