「 マーケットEye 」 一覧

【上級者向き】不細工なトランプ政権の姿を嫌気

過剰なトランプ改革への期待が剥落しただけ、恐るるに足らず 昨夕からきな臭い動きが始まっていた。中国で複数の中小金融機関が短期資金の返済不能に陥ったということで、人民銀行が相当規模の流動性供給を行ったということである。ひょっとして不動産バブル崩壊が始まったかと身構えたが、市場の動きから見るとそれほど深刻な事態ではなかったようである。 下げが本格化したのは米国株式市場がオープンしてから。ダウは

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【初・中級者向き】映画「知りすぎていた男」と想定外のリスク

2017・3・20 先々週ヒッチコックの名作を書いたら、何の因縁かBSで56年の「知りすぎていた男」を放映したので。この作品は英国時代の「暗殺者の家」の再映画化、ヒッチコックが自作をリメークしたのはこれだけ。主演はジェームス・スチュアートとドリス・ディで、主題歌の「ケ・セラ・セラ」はこの映画のためのオリジナル。この歌が映画の中で決定的な役割を果たす。 ドリス・ディはもともと歌手

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【上級者向き】 順当なFOMC、年内はこんなパターンが続きそう

FRB委員の見解が収斂しており年内あと2回の利上げ 早朝の米国FOMCも、ほぼ正午に発表された日銀政策決定会合も、結果はほとんどの市場参加者が予想した通りの結果で、この点では大きな波乱はなかった。しかしここ4週間ほどのうちに、米国の今年中の利上げ回数予想の平均値が2.5から3.5に切り上がっていく過程で、短期筋のポジションが各方面で積み上がっており、FOMCの後で発表された「ドットチャート(16

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【上級者向き】じっくりゆっくり株の比重を高めるべき

安倍さんも小池さんも地盤が液状化している 豊中で国粋主義的教育を志す小学校新設を試みた人物が、大きなスキャンダルを引き起こしているが、これから安倍政権の支持率を大きく傷つけそうな気がする。まさか安倍首相が直接関与しているとは思わないが、今回の三枚舌理事長が画策した、国保有の土地払い下げ、新設小学校の認可、国家機関による土地正常化費用の算定という3つのハードルを一発で突破しなければ不可能な、小学校

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【初・中級者向き】映画「お嬢さん」と防衛と難民の財源

   2017・3・12 面白いよ、とすすめる知人がいて私としては珍しく韓国映画を観た。原作がサラ・ウォーターズの「「荊(いばら)の城」(「これミス」の一位をとった)だし、監督パク・チャヌクも「オールド・ボーイ」が面白かったので。 原作は19世紀のロンドンだが、映画は1930年代の日本統治下の朝鮮に置き換え、セリフも日本語が6割。しかし演技もセリフも違和感はない

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【上級者向き】波乱はあっても大崩れなさそう、押し目買い維持

FRB利上げ後は緩やかな円安ドル高が濃厚 来週の米FOMCでは0.25%の利上げが実施されるだろう。これを以てドル買い一巡で円高を見込む向きもいるが、実施されればFRBの基本姿勢が今年中に3回利上げであることが市場コンセンサスとなるのはほぼ確実だ。一方、あと1年余りで総裁任期が満了する日銀黒田総裁は、ほぼ現状の緩和姿勢を維持して、少しでもインフレ目標2%に近づけるべく政策運営を指揮するはずである

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【中・上級者向き】 投資の羅針盤 低コスト投信時代は到来するか

松井証券が昨年11月に18年ぶりに投信販売に再参入し、一律年0.39%の手数料のみという低コストのインデックス・ファンドに限った販売戦略を展開し始めたことが、業界の注目を集めている。 また、三井住友銀行とヤフーが41.6%ずつ出資しているネットバンキング専門の㈱ジャパンネット銀行は、同行子会社のJNB投資信託が組成する「たわらノーロード」シリーズの販売を昨年7月に開始した。これは、銀行初のノーロ

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