「 マーケットEye 」 一覧

【上級者向き】波乱はあっても大崩れなさそう、押し目買い維持

FRB利上げ後は緩やかな円安ドル高が濃厚 来週の米FOMCでは0.25%の利上げが実施されるだろう。これを以てドル買い一巡で円高を見込む向きもいるが、実施されればFRBの基本姿勢が今年中に3回利上げであることが市場コンセンサスとなるのはほぼ確実だ。一方、あと1年余りで総裁任期が満了する日銀黒田総裁は、ほぼ現状の緩和姿勢を維持して、少しでもインフレ目標2%に近づけるべく政策運営を指揮するはずである

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【中・上級者向き】 投資の羅針盤 低コスト投信時代は到来するか

松井証券が昨年11月に18年ぶりに投信販売に再参入し、一律年0.39%の手数料のみという低コストのインデックス・ファンドに限った販売戦略を展開し始めたことが、業界の注目を集めている。 また、三井住友銀行とヤフーが41.6%ずつ出資しているネットバンキング専門の㈱ジャパンネット銀行は、同行子会社のJNB投資信託が組成する「たわらノーロード」シリーズの販売を昨年7月に開始した。これは、銀行初のノーロ

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【上級者向き】少しバカになるのがよい

投資恐怖症の日本人、食わず嫌いはもったいない 一昔前、養老孟司氏の「バカの壁」という本がベストセラーになった。14年前に出版され、戦後のベストセラー第4位で436万部の発行部数となっている。ちなみにベスト3は窓際のトットちゃん、ハリー・ポッターと賢者の石、乙武氏の五体不満足である。養老氏の言うバカの壁とは、時々軽い気持ちで「話せばわかる」と口にする人がいるが、人それぞれに抱いている知識や観念には

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【上級者向き】東芝の誤算

このままでいいのかGPIFの運用方針 最初に10-12月のGPIFの運用概況について論評する。結果としてこの3か月で7.98%もの高収益、12.8兆円もの資産増となったためメディアの評価は非常に好意的だが、プロの目から見ればまだまだ手ぬるく、今後の金融環境を思えば一気にアンダーウエイトを進めなければならない債券にも、現在の超低利回りで多額の再投資を行っており、下手くそと叫びたくなるほどだった。

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【初・中級者向き】映画「北北西に進路をとれ」とトランプ演説

  2017・3・5 アカデミー賞が決まった。私は作品賞、監督賞を一生取れなかったヒッチコックのことをいつも思い出す。ハリウッドって、どうもヘンだ。伝記を読むと、やれ外国人監督だとかサンフランシスコに住んでいてロスに友人が少なかったからとか。バカじゃなかろか。「サイコ」「裏窓」「鳥」この傑作が賞をとれなかったなんてー。 今回「北々西に進路をとれ」にしたのは、この

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【上級者向き】米3月利上げの確率は90%に上昇、しかしまだ市場は織り込み不足

まだヘッジファンドがドル売り・米債買いポジションを抱えている模様 以前から3月FOMCでの利上げの公算が5割以上はあると見ていたが、現時点では9割に高まったと思う。足元の株価堅調と経済指標の強さを見て、FRB首脳の見方は3月利上げの見方で固まってきており、昨晩は最も緩和に慎重と言われた連銀理事さえ利上げに前向きな発言を行ったため、1週間前は20%前後の確率で見ていた米短期金利先物市場は敏感に反応

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【上級者向き】 「驚くべき減税」というものには言及なし、トランプ演説は空振り

年内に具体案として出てくるものはほとんどなさそう 本日の注目は何といってもトランプ大統領の初めての議会演説。テレビの笑点の場合は前の司会者、桂歌丸が大喜利開始前の口上で「めでたく座布団10枚を獲得された方には、もんのすごーい賞品が用意してあります」と述べるが、実際に回答者が10枚獲得してみると大概期待外れの物で、見事に肩透かしを食わせて視聴者を笑わせるのがお約束だが、トランプ氏が去る2月9日、「

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