「 マーケットEye 」 一覧

【中・上級者向き】 投資の羅針盤 惑わされずに「投資の鉄人」になろう

個人投資家にとっての長期・分散投資の重要性とその実行に当たっての要諦を説いた「投資の鉄人」(日本経済新聞出版社・2017年4月刊)を紹介したい。 この本は書店にあまた飾られている投資の指南書とは一線を画し、証券投資で個人がしてはいけないことを具体的に示してくれている。「罠」にはまらないために「してはいけない」ことからのアプローチには希少価値があり、真に「投資の知恵を身につけることができる」一

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【上級者向き】今度こそ本物、デフレ脱却への助走となる求人倍率1.48倍

雇用環境は今後一段と逼迫、賃金上昇は不可避に 昨日発表された4月の有効求人倍率は1.48倍となり、平成バブル期のピークを越えて1974年2月以来の高水準となった。全都道府県で1倍を超えたので、人手不足が全国的に拡大しつつあるのは事実だが、その事情は大都市圏と地方では極端に差がある。 東京は2.07倍で、選り好みしなければ仕事はいくらでもある。若者がブラック企業に引っかかったと気が付いたら即

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【上級者向き】何が何でも憲法改正に持ち込みたい安倍首相

前川前次官の発言に信ぴょう性あり そばが好き かけでも もりとも 安倍総理 安倍晋三氏は、お坊ちゃん育ちで脇が甘いと言われても仕方ない。職務上の必要、あるいは政治的志向が「そば」にある知人や友人関係ができた人物を、必要以上に深く信頼し、彼に仕事を任せたり、自分の裁量を働かせて手厚い恩恵を与えたくなってしまう性格なのかもしれない。だが、個人商店ならともかく、今の仕事はGDP500兆円の大国の運営

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【初・中級者向き】映画「トンネル 闇に鎖された男」と政策転換の開始」

  2017・5・28 私の韓国嫌いはご存知の通りだがすすめる向きがあったし、700万人4週間興行収入首位と聞いたので。たしかに一見に値する力作だった。 自動車ディーラーのジョンスは契約をすませて帰宅途中トンネルに差し掛かった時、突然天井が崩壊し、車ごと生き埋めに。目覚めると周囲はコンクリートの瓦礫の山。車中には2本のペットボトルの水と娘への誕生日ケーキ、それに

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【上級者向き】材料に飢えている株式市場

本気の売り物は少なく、材料株に群がる投資家 前回書いたように、最近の売買高の低迷はけして悲観すべき現象ではなく次の上昇に向かうまでの反動を付けるためしゃがんでいるようなものである。ファンダメンタルズから示唆される地相場(自然体で落ち着く株価水準)はここ3か月ほどで5%以上上がっていると思われるので、放っておいても2万円大台は抜いてくる。というのは、一株が稼ぎ出す1年間の利益が株価の7%以上、配当

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【上級者向き】薄商いでの堅調は悪くない

見方によっては本格上昇前のエネルギー充填とも トランプ問題の噴出で2万円大台回復はしばらくお預けになっているというものの、達成してもしなくても2万円付近で3週間程度は揉み合う展開をイメージしていたので、大枠では想定の範囲内である。想定と微妙に異なっているのは米国長期金利及びドル円相場と、国内投資家の株式に対する姿勢が思いのほか慎重であること。 最近繰り返し書いているように、米国債券市場では

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【初・中級者向き】ヒッチコック「鳥」と恐怖が生む投資

2017・5・21 この傑作には原作の短編があり、作者は「レベッカ」を書いたダフネ・デユ・モーリアだということは知っていた。今回読んでみたら、驚いた! 原作の舞台は英国の地方の町で主役は自動車者修理工。へえ、サンフランシスコから100マイルのボデガ湾ではないし、主役の弁護士ミッチもお金持ちの道楽娘メラニーも、ミッチの母親も全部シナリオ上での創作なんだ。流石,エド・マクベイン(こ

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