「 マーケットEye 」 一覧

2015年度の包括利益ベースROEはほぼゼロ

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1401(2016年5月23日) 為替に大きな変化がなければ今年度は8%台に回復しよう 損保各社の発表をもって、上場各社の今四半期決算の発表は終了した。過去一年間の成績を一言でまとめてしまうと、骨折り損のくたびれ儲けとでも言ったらよいだろうか。通常決算における純利益は1割弱の減益だったが、それに含まれない保有資産の評価損益、あるいは年金関係の積み立て

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映画「殿、利息でござる」と安倍首相の逆転の発想

2016年5月22日 磯田道史さんの「無私の日本人」を中村義洋博監督が映画化。羽生結弦が伊達藩の殿さまとなって登場するサプライズがあり、しかも存在感が圧倒的なのが話題のヒット作。 宿場町「吉岡宿」は隣の宿場から藩の物資を受け取り次に運ぶ「伝馬役」を負っていた。普通なら藩から助成金が出るのだが、舞台となる吉岡宿は仙台藩の直割でない。そこで馬の購入や人足の雇い賃など吉岡宿町人の自腹

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ドル円は来年春まで110円±5円と予想する

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1400(2016年5月20日) 米6月利上げの公算ますます高まる、英国国民投票は先送りの理由にならず 筆者は昨年末の米国利上げ開始以来、繰り返し今年は年2回の利上げ、多分来年も同様のペースになるだろうと述べてきた。現在も全く変わっていない。正直なところ、足元の世界経済の動きは半年前のイメージより強いトレンドで動いている。特に米国の雇用情勢は非常に強

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長谷川慶太郎の時局分析~No3~「きれる男」舛添さんに欠けていたもの

舛添要一都知事が政治資金をめぐる私的流用疑惑の問題で揺れています。 30年以上前、舛添さんが私の家を訪れたときのことをお話ししましょう。彼は実に頭の良い男です。ただ、頭が良いということを良いことだと思っている。だからああなるわけです。 舛添さんと初めて会ったのは、『日本人とフランス人――「心は左、財布は右」の論理』(1982年)という本を舛添さんが光文社から出すときのことでした。フランスか

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5月「個人投資家株式セミナー」動画 ☆井上明生 理事「個人投資家の特性を活かした資産運用 」

5月14日に開催の「個人投資家株式セミナー」での井上明生氏の講義をノーカット動画でお届けします。 日本個人投資家協会 理事 井上明生「個人投資家の特性を活かした資産運用」 「株式市場は、ぱっとしない状況で…

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5月「個人投資家株式セミナー」動画 ☆木村喜由 理事「直近の決算動向と為替」

5月14日に開催の「個人投資家株式セミナー」での「個人投資家株式セミナー」での木村喜由氏の講義をノーカット動画でお届けします。 日本個人投資家協会 理事 木村喜由「直近の決算動向と為替」  「ご存知のように、決算シーズンが始まっており…  

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ヘッジファンドの円高シナリオは間違っている

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1399(2016年5月17日) アメリカ経済に都合のよいシナリオでリスクオフは起きないと強調したがっている ヘッジファンドにもいろいろある。今筆者が取り上げているのは、先物や為替の短期売買で相場を大きく動かし、利ザヤ稼ぎを狙うタイプのものである。その中でも「イベントドリブン」と呼ばれる、マクロ経済に絡む指標や政策決定を先取りしてポジションを取ってお

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