「 マーケットEye 」 一覧

本日は悪条件が重なり過ぎていた

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1392(2016年4月18日) 四重苦?五重苦?これで下げるのは仕方ない 先週は円高にもめげず一時は17000円に接近していた日経225だが、本日は572円安、3.4%の大幅安に終わった。直近安値からの反発をほぼ半分失った格好だが、めげる必要はない。あまりに悪い条件が重なっていたからだ。 第一が週末のG20で米国代表が現在の為替相場(というよ

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映画「ボーダーライン」とリスク・オンの開始

映画「ボーダーライン」の原題は「シャリオ」で暗殺者を意味する。監督は「複製された男」のドウニ・ヴィルヌーヴ。注目の新鋭だ。 テーマは麻薬戦争。若い女性FBI捜査官のケイトの目を通して、この戦いの政治的・道義的な複雑性を生々しく描いている。 導入部がまずすごい。アリゾナの荒野の一軒家にケイトが部下を率いて突入すると、壁の中に何十人もの腐乱死体。すぐ近くの物置が捜査中に爆発、部下二

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仕切り直し、バリュー系銘柄主導で戻りを試す

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1391(2016年4月15日) 割安感から指標割安銘柄にまとまった買いが入る ドル円は週明け一時107円台前半まで売り込まれる場面があり、225先物も15515円まで下げる場面があったが、前週の安値を割り込まなかった。106円付近にはテクニカル上のサポートが複数重なってる上に、105円はさすがに利益確定を目指す売り方も多いと見られ、ここから売り込ん

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長谷川慶太郎の時局分析~No1~北朝鮮とゾンビ企業問題を処理したい中国

日本個人投資家協会の理事長を務めております、長谷川慶太郎です。 今回、「ジャイコミ」という新しい投資家コミュニティを本格稼動させる事になりました。 これは個人投資家にとって情報源としてお役に立つというだけではございません。これからの投資戦略を考える上でも、重要な情報あるいは判断を提供できるものと確信しております。 どうぞご参加頂きたくお願いを申し上げると同時に、諸経費その他をまかなう

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アベノミクスへの失望売り

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1390(2016年4月11日) 金融政策以外ほとんど内容がなく、その効果も切れかかっている アベノミクスと言い始めたのは市場関係者だと思うが、すぐに首相自身が気に入って海外講演で多用したためにそれが定着した。相場のストーリーが大好きな外国人がそれを真に受けて日本株を大きく買い越し、ドル円を売ったので株式市場は一時華々しく上がった。 日本企業の

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映画「雪之丞変化」と想定外の悪材料

  退院後、ドクターからは「自重しなさい」と云われているので人の集まる映画館は厳禁、ちょうどCSの日本映画チャンネルで「雪之丞変化」をやっていたので。   1963年のこの映画は「死ぬまでに観たい映画1001本」に入っているし、市川昆の傑作。長谷川一夫主演300本記念映画で、山本富士子、若尾文子、市川雷蔵、勝新太郎などスター総出演。長谷川一夫は殺された

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無理やりの円高、米利上げ予想復活で逆方向へ

木村喜由のマーケットインサイト 日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 ドル売り仕掛けで米株高、日本株安を演出 ドル円相場は7日夜一時107.7円まで下落、日経225先物は15325円まで売り込まれ、2月12日安値に接近した。TOPIXは3月中ほとんど1300台後半で推移していたが、月末から下落に転じ約10%下落した。2月からの上げ幅の4分の3を失った格好である。依然として海外の国富ファン

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