「 マーケットEye 」 一覧

日本株の出遅れ感が一段と強まる

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1385(2016年3月24日) 日本株の割り負けの主因は3か月で10%の円高ドル安 為替が円高気味に推移しているハンデもあるが、日米株価には大きな格差が生じてしまった。TOPIXで語ると、12月高値は1596、2月安値が1194、本日終値が1355でる。高値から25.2%も下落したが、その後5週間経過して下落幅の約40%を挽回しただけである。これに

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日本でなく米国で為替絡みの仕掛け

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1384(2016年3月22日) ドルを叩けば米国株と原油が上がる、日本株は円高で売り 変な動きである。先週のFOMCの声明文は、雇用は堅調、物価も上昇、海外の不透明要因も小さくなってきたので、近い将来利上げを実行しますよという内容だった。ただしドットチャートと言われるメンバー全員の金利予想を点で表示したグラフが全体に0.5%下に移動したことを市場は

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映画「レヴェナント 蘇りし者」とヒラリー失脚

ご存知レオナルド・ディカプリオが主演男優賞、監督のハレハンドロ・イニヤリトゥが監督賞、それに撮影傷を獲得した話題作。私は試写会で観たが、2時間40分近い長編が正直言って苦痛だった。私の評価では凡作と思う。主演男優賞のレオ様もセリフは少なく、うめき声がまあ四分の三で、演技なんてもんじゃない。 ストーリーは単純。1820年代のミズーリ州。主人公グラスは毛皮を集める探検隊のガイドで、インデ

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米国は利上げの地ならし態勢

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1383(2016年3月17日) FOMCは大方の予想通り、6月利上げ濃厚に 先週の投資主体別動向では外国人が1兆1932億円の売り越しで週間売り越し額の過去最高記録を更新した。財務省集計の市場外取引を含むベースでは1兆5832億円の売り越しで、さらに大きな売り越しがあった。おそらく1兆円を大きく上回る東証会員以外の裁定ポジションの解消があり、東証会

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ボールはFRB側にあり、日銀は動けない

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1382(2016年3月14日) 株価が戻して日銀は胸をなでおろしている 先週はECB理事会、今週は15日に日銀政策決定会合、16日は米FOMCと立て続けに中央銀行会議が開かれる。今年から日銀も政策決定会合を欧米に合わせて年8回にしたが、開催スケジュールはほぼ同じ時期に前後するようになっていて、この期間は投資家が耳目をそばだてることになる。実際に中央

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映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」と鉄鋼株の上昇

先のアカデミー賞で作品、監督など5部門でノミネートされ、脚色賞を受賞。原作はマイケル・ルイス「世紀の空売り 世界経済の破綻にかけた男たち」で、あのリーマン・ショックにつながったサブプライムという金融システムのイカサマを見抜いた四人の男の物語だ。     3年前からあの危機を予見し、カラ売りのポジションをとり続けたというのはすごい。その期間に辛抱できなか

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3月株式セミナー動画 ☆長谷川慶太郎 理事長「大局を読む 世界はこう激変する」

3月3日に開催の「JAII株式セミナー 大混戦の政治・市場を読む」での長谷川理事長の講義をノーカット動画でお届けします。 長谷川慶太郎 理事長「大局を読む 世界はこう激変する」 混迷の度を深めて参りました世界的な株式市場の混乱はようやく収束しそうでございます…。    

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