「 マーケットEye 」 一覧

極端な売られ過ぎ状態、勇気を出して買おう

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1373(2016年2月12日) リスクオフの流れに乗じた投機筋の売り仕掛けの公算 今日の下げは後から見ればセリングクライマックスであったと見られる公算が強いと感じている。売買代金が4兆円を上回り、株式先物の売買量も非常に大きかった。昨日も3兆5千億円以上出来ている。国内勢は個人から年金、投信まで広範囲かつ大幅に買い出動したのだが、売り方である外国人

続きを見る

バリュー系の投資家が買い始めた

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1372(2016年2月8日) 減損特損を除外すれば増益、来期予想PERは12.5倍に低下 最初に下らない謎かけを。北朝鮮と掛けまして日銀の黒田さんと解く。その心は?その心は、どちらも経済が悪くなると人騒がせなことをやりたがる。お粗末様でした。 先週末の米国雇用統計は、非農業雇用者数が15.1万人の増加と、市場予想を下回ったことから、悪かったと

続きを見る

映画「オデッセイ」と中国の没落と円高株安

  https://youtu.be/KYHeFoBNtKo 「エイリアン」「グラディエーター」のリドリー・スコット監督の新作で、スリル満点で面白い。おすすめだ。 人類の有人火星探査ミッションが猛烈な嵐に襲われ撤収、ところが6名のクルーの一人マーク(マット・ディモン)が行方不明。5人は地球への帰途につく。 ところがマークは生きていた。傷口を自分で縫い、酸素も水も食

続きを見る

魅力の銀行株、マイナス金利は蚊に刺される程度

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 Vol1371(2016年2月3日)     SWFによる換金売りで急落 昨日(2月2日)のシカゴ市場の225先物の終値が17440円。まあ日本市場で大きな悪材料が出たわけでもないので、17500円近辺で終わるかなと思っていたら大間違い、2月3日は朝方からバラバラとVWAPの売り(すなわち機関投資家が時間分散して一日中注文を出

続きを見る

投資の羅針盤
年初来の市場乱高下は経済危機の前兆か

日本個人投資家協会副理事長 岡部陽二 年初早々から大波乱に見舞われた株式市場は、1月22日に至ってようやく急反発、1月末には半値戻しまで回復したものの、先行き不安は収まっていない。 日本のみならず、世界の株式市場、為替市場、原油市場の乱高下を実体経済が危機(急速に訪れる深刻な不況)に陥る前兆と見るべきか、単なる投機筋の悪戯であって世界全体の景気に大きな悪影響はないと判断すべきか、考えてみた

続きを見る

需給と業績懸念が上値を抑える

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1371(2016年2月3日) 本日の急落もSWFによる換金売りの公算 昨日のシカゴ市場の225先物の終値が17440円。まあ日本市場で大きな悪材料が出たわけでもないので、17500円近辺で終わるかなと思っていたら大間違い、朝方からバラバラとVWAPの売り(すなわち機関投資家が時間分散して一日中注文を出す)と思われる売りが出て、これに逆らっても勝てな

続きを見る

日銀のマイナス金利は猫だまし、実体はほとんど空砲

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1370(2016年2月1日) 対象となる準備預金はほとんどなく、アナウンスメント効果のみ 筆者が何も出ないと思っていた日銀会合では、日銀に対する準備預金に対し一部マイナス金利を適用という、華々しい轟音が響いた。一応、マーケットはこれに反応して動いているが、実態が判明すると失望感が広がるだろう。 市場筋が追加緩和策として期待していたのは、九分方

続きを見る

PAGE TOP ↑