「 マーケットEye 」 一覧

映画「セッション」と来週の「植木屋の地震」
今井澂・国際エコノミスト

  映画「セッション」は、若冠28歳の監督の傑作と呼び声が高いので観に行ったが、評判通りの傑作だった。偉大なドラマーになる野心を抱いた気弱な青年が、全米第一の名門校で伝説の教師の猛烈なシゴキに会う。狂気のような練習また練習に青年は追い詰められてゆく。 教師役のL・K・シモンズがアカデミー助演男優賞を獲得。これが物凄い見物。主人公のドラマーぶりも。 https://you

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2015年株価予想・的中度ランキング
日経平均2万円超えで4割近くが早くも脱落!

ジャイコミで一番人気の記事は「2014年株価予想・的中度ランキング」。昨年末に公開したのだが、いまでも閲覧されているロングヒット記事だ。 そこで、読者の皆様のご好評に応えるべく、最新15年版の途中経過を紹介しよう。 使用するのは、『日経ヴェリタス』の2015年1月4日号に掲載された「相場アンケート 展望2015」。同紙では毎年、このアンケートを掲載しており、15年版は14年11月末から

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映画「タイタニック」と訪米中に聞いた面白い話
今井澂・国際エコノミスト

NY行きの機内で「バードマンあるいは(無知でもたらす予期せぬ奇跡)」を観た。アカデミー賞作品、監督賞など主要賞を獲得した作品だが、少しも面白くない。何でアカデミー賞を取ったのかとさえ思った。 ところが、何にしようかと考えていたところに、いいヒントが出た。 ちょうどNY滞在中の4月14日にヒラリー・クリントンの大統領選出馬宣言。TVを見ていたら「1912年のこの日にタイタニックの沈没事故

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中国人の「爆買い」、株に向かう
イースター休暇明けに香港株が暴騰の理由
日本人が知らない中国投資の見極め方【9】

アナリスト 周 愛蓮 最近の中国株式市場は面白い。 上海株式市場が大幅上昇して、投資家の注目を集めていたと思ったら、今度は香港株式が突然暴騰した。 4月初めのイースター休暇の5連休から8日(水)に明けた香港市場に、買いが殺到し、合併が当局に認可された中国の機関車メーカー「中国南車」と「中国北車」株の40%超の値上がりをはじめ、H株は軒並み2ケタの上昇となった。香港ハンセン指数はその日

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木村喜由のマーケットインサイト
2万円大台乗せも裁定残急増、いびつな上昇
反落警戒も割安銘柄はまだある

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 <2015年4月号> 日経225は4月10日のSQ当日に一時2万円大台に乗せた。長い目で見ればこれは通過点に過ぎないという見方に賛成するが、相場のリズム、経験則に従えば、ここは最近上昇の目立った銘柄の目先天井を付けるタイミングと見るべきであり、大きく利の乗った銘柄は利益確定し、株価指標で割安感の強い銘柄にシフトすべき局面である。 下値不安は小

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日本は「ROE最貧国」から脱出できるか?【下】

日本個人投資家協会副理事長 岡部陽二 これまでは、わが国では「自己資本比率が高く、借金が少ない企業が優良企業である」という考え方が、世間一般に広く浸透しており、経営の評価尺度としては「自己資本比率」や「経常利益」が重要視されてきた。 半面、資本が過剰になり資本効率が低下することのマイナス面が意識されることはほとんどなかったと言えよう。 この低ROEへの無関心は日本企業の文化とも言え、変え

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「椿三十郎」とバイナリ―オプションの乱高下
今井澂・国際エコノミスト

今週は「マトリックス」のウォシャウスキーのつくった「ジュピター」を観たが、呆れ果てたトンデモ映画でコメントもできない。手持ちのDVD「椿三十郎」で久しぶりに三船=仲代のあの物凄い決闘シーンを見た。 私は黒沢明全集を持っているのでシナリオも。「これからの二人の決闘は、とても筆では書けない。長い恐ろしい間があって、勝負はギラッと刀がいっぺん光っただけできまる」。 一瞬で三十郎が室戸

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