映画「八十日間世界一周」とコロナショックによって引き起こされたバイデン大統領の可能性 (第1003回)
ジュール・ヴェルヌの代表作。私は小説を読んでいたので、1958年におこなわれた映画化は大いに楽しんで観た。お話が単純なので、カメオ出演で当時の大スターが続々と登場した。今でも名のあるスターはフランク・シナトラ、マレーネ・ディートリッヒくらいかな。 舞台は1872年のロンドン。主人公フォッグ氏(デヴィッド・ニヴン)は80日で世界一周できるかどうかを賭けて下男のメキシコ人を連れて旅
コロナのリスクはほぼ織り込む、ひとまず打診買い
2020/03/13 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケットインサイト, 木村喜由
リーマンショック時並みの急落、未経験の事態にリスクオフ先行 1月号以来「破断界」という言葉を用いて急変リスクへの警戒を求めてきたのは適切だった。ただし中国のリスクは金融パニックでなく新型コロナウイルスであり、米国はサンダース旋風による大幅増税懸念によるもので、少しピント外れではあった。ともあれ主要株式市場は2月前半に高値を付けていたが、1か月前後で軒並み20%前後の急落を演じ、特に3月に入っ
映画「コンティジョン」と乱高下するNYダウの意味と日本株(第1002回)
「コンティジョン」とは接触感染のこと。連日TVはまあ、あきもせずコロナ肺炎がらみのニュースを報じている。しかし、TV番組の報道は不公平、片手落ちだ。 最近は、連日、感染者数は減少し、回復者数は増大、ついに日によっては実質的な感染者数は減少に転じた。これを報じない。 まず国外。感染者数は3月5日現在9万2100人、前日比2204人、増加回復者数は2955人増加。つまり751人、感