強気と弱気が交錯する株式需給

海外投機筋の資金はまだたっぷり、簡単には底値を付けない   筆者が想定している基本的な流れは、米国は巨大バブル相場の収縮過程であり、2-3年かけて底値を付けに行く。相場の最後は、上げ過程で一番ブイブイ言わせていた奴が「私が間違ってました、もう堪忍してください」と泣いて謝るような厳しい下げ相場になる。当然、実質価値を大きく下回るような安値までぶっ叩かれるのだろう。25年4-5月

続きを見る

TOPIXサイクル分析アップデート

現在は中期サイクルの底値を試す途中   想定通り米国株が安値を更新してきた。直近の下落は、10日発表の米国CPIが予想以上に高かったことから、FRBメンバーがいわばパニック(予想外の事件に冷静さを失い狼狽すること)を起こし、15日のFOMCで、あまり賢明とは思えない0.75%利上げを決断したことであった。投票権を持つ11人のうち女性のジョージ委員のみ反対したが、委員の反対理由

続きを見る

映画「シェーン」と参院選の争点になっている「円安が物価高を招いた」の野党の主張のイカサマ。私の強気。(第1121回)

「シェーン、カムバック!」という少年の叫びと、ビクター・ヤングの音楽が忘れられない。ご存知の西部劇の名作中の名作。 主演のアラン・ラッドのカッコ良さ、殺し屋の凄さ。 この映画のテーマは「対立」である。 農地を耕作している開拓民に対し、牧場を拡大したい荒くれ者、子供対大人、人妻とシェーン、そして善と悪__。 参院選では、野党とくに立憲民主と共産党の原発と防衛費問題に

続きを見る

木村喜由のオンラインセミナー

6月11日にYoutubeで配信したオンラインセミナーを編集した動画を公開しました。

続きを見る

FRB、当面は物価抑制に全集中

景気や株価にはネガティブ作用が避けられまい   筆者は今回のFOMCでは0.5%利上げに留めると思っていた。物価上昇は確かに大問題だが、明確に景気悪化の兆候が表れており、今後のさらなる利上げとQT量的引き締めの合わせ技により、株価や景気に強烈なネガティブ作用が加わり、時間を追うごとにそれが強まると想像しているからだ。しかし、多分中間選挙を控えたバイデン政権からインフレ抑制を最

続きを見る

参院選後空気が変わる、突っ込みは拾いたい

傷付いていない日本人の資産が株式に向かう   米国ではインフレが加速(CPI前年比8.6%高)しており、FRBの引き締めを警戒して株価は主要3指数とも年初来安値となった。しかし筆者の予測では15日FOMCでは0.5%利上げにとどめ、パウエル議長が会合後記者会見で7月、9月も0.5%利上げ継続を示唆をするに留めるだろう。量的引き締めQTは今月始まったばかり。それが加速される中で

続きを見る

激な円安が語ること

2022/06/19 | その他

このところ新聞やテレビでの話題は、ロシアのウクライナ侵攻に加えて急激に進行する円安に集中しているようにみえます。円相場は今年に入って1ドル110円台で緩やかに円安方向に進み2月に120円台に乗せるという展開を続けていましたが、4月に入って急激に円安のスピードが上がり、本稿の執筆段階では130円の大台に迫っています。なぜこんなに急激に潮目が変わったのでしょうか。 多くの専門家が指摘しているの

続きを見る

PAGE TOP ↑