「 井上明生 」 一覧
わずかな増配で株価が大きく上がるのはなぜか?
金融リテラシー講座「投資のための金利計算」4回 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 前回は、第2回に出した金利問題の第1問について解説しました。 今回は、第2問について考えてみましょう。 第2問は次のような問題です。 A社の1株当り年間配当は20円であり、現在の株価は配当利回り4%に妥当する値段で取引されています。次期にA社は24円に増配するとして、2
JAIIアカデミー
長期の日本株はまだまだ有望
去る9月10日、少人数のセミナー&懇親会である「JAIIアカデミー」が日本橋のイタリアンで開かれました。ジャイコミでもおなじみ、井上明生さんのお話は長期の視点ですので、少々時間が経ってしまいましたが、お届けします。銘柄情報も!? (直近の情勢) 外国為替市場は一時円高に触れたが、ドルは意外に強い。豪ドルなどはアベノミクスはじめる前の水準まで下がった。 実体経済はここのとこ
なぜ金利が低いプランで借りた方が返済額が大きいのか?
金融リテラシー講座「投資のための金利計算」3回 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 前回やった消費者ローンの応用問題です。 ある人(仮にMさんとします)が消費者ローンで100万円借りる必要があるとします。消費者ローン会社Xに行くと、次の2種類の借り方がありました。 Aプラン 1年内返済プラン 金利15% Bプラン 1ヶ月内返済プラン 金利14.5%
「特別キャンペーン利率」はお得か?
金融リテラシー講座「投資のための金利計算」第2回 今回から具体的に金利の計算をやってみましょう。 皆さん、次の金利計算ができるでしょうか。 第1問 金利15%の消費者ローンで10万円借り、20日後に全額返済した場合、利息はいくらですか? 第2問 A社の1株当り年間配当は20円であり、現在の株価は配当利回り4%に妥当する値段で取引されていま
「債券投資は大きく儲からない」のか?
金融リテラシー講座「投資のための金利計算」1回 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 今回から「金融リテラシー講座」は「金利の考え方」編に入ります。 第一部でお話しした「財務分析」は株式投資にはなくてはならないリテラシーですが、「金利の考え方」は運用商品、ローン、保険商品などあらゆる金融商品に通じるリテラシーです。金融リテラシーの基本中の基本です。本来なら最初に取り上げるテーマだっ
その会社は投資に値するのか?
「投資のための財務分析」総集編④完
金融リテラシー講座「投資のための財務分析」第27回終 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 ここまでお届けしてきた「投資のための財務分析」の総集編として、投資の決定をどのように行うべきかを4段階のチェックポイントとしてまとめました。 チェック4 投資に値するかを考える 最後に投資に値するかどうかを考えます。これはチェック1で計算した会社の値段から見て、チェック3で想定した利益水準は投
収益性を1期で判断できないのはなぜか?
「投資のための財務分析」総集編③
金融リテラシー講座 「投資のための財務分析」第26回 ここまでお届けしてきた「投資のための財務分析」の総集編として、投資の決定をどのように行うべきかを4段階のチェックポイントとしてまとめました。 会社の健康診断に問題がなければ、いよいよ会社の価値を探ります。 チェック3 収益性を知る 会社の価値を探るには収益性を見ることになります。これは1期だけではなく長期の趨勢を見ることになります。