「 マーケットインサイト 」 一覧

予想に反し米国金利が低下、今後の反動に注意

米GDPのマイナスと資源価格安を拡大解釈   株価が大きく戻している。6月安値に対しNYダウは13.9%高、NASDAQは22.4%、最も下げが厳しかった半導体SOX指数は29.4%の急反発である。一方日経225は11.9%、TOPIXは9.1%の上昇に留まっている。   この動きの中心にあるのは、米国金利の大幅低下である。10年債利回りは6月FOMCに

続きを見る

米国株続落見込むが、日本株には下値拾い推奨

まだ先は長い米国引き締めの道筋   米国は2四半期連続マイナス成長という定義に従うとリセッションに入った模様だ。ただし、それ以前が財政によるコロナ関連支出と復活需要でかさ上げされていた反動であり、足元の雇用や賃金はまだ上向き、しかもFRBが金融引き締めに転じたとはいえ、金利水準はインフレ率を大きく下回っていてなお景気刺激的なので、マイナス成長が続くとは見ていない。しかし来年以

続きを見る

参院選後空気が変わる、突っ込みは拾いたい

傷付いていない日本人の資産が株式に向かう   米国ではインフレが加速(CPI前年比8.6%高)しており、FRBの引き締めを警戒して株価は主要3指数とも年初来安値となった。しかし筆者の予測では15日FOMCでは0.5%利上げにとどめ、パウエル議長が会合後記者会見で7月、9月も0.5%利上げ継続を示唆をするに留めるだろう。量的引き締めQTは今月始まったばかり。それが加速される中で

続きを見る

米国は6月FOMCまで下値模索

暗号資産への不安が台頭、グロース銘柄全般に売り   米国の投資家が右往左往している。4日のFOMCにかけてはFRBメンバーの講演で金融引き締めを急ぐ主張が相次いだため、7月までに0.5%利上げを3回実施という見方が主流となった。ところが1-3月GDPが―1.4%となり、4-6月以降も低成長が続きそうだという意見が浮上してきて、あまり引き締めを急ぎ過ぎるのは危険との説が強まって

続きを見る

FRBの引き締め姿勢が頑強、米株主導で下げか

前倒しで利上げ方針に転換、株価が下落するまで続ける   最近FRBメンバーの講演では5月4日のFOMCでの0.5%利上げを示唆する発言が多くなっている。ハト派の筆頭と見られるブレイナード氏までそうだから、ほぼそれに決まったと見るべきだろう。筆者は0.25%利上げと量的引き締め開始の同時決定を見込んでいたが、FRB委員で特にハト派だった人々が、雇用や賃金に関する中期展望を大きく

続きを見る

TIGERが吠える、ただし当面の底値は近そう

ウクライナ戦争で地政学的問題が最上位に浮上   このレポートのタイトルは「直感」「洞察」である。これに即して議論を進めるので、筆者の知らない事象や想像力を越える部分については放念願いたい。   今年のキーワードはTIGERであると書いたが、大方の想定を覆す形でウクライナ問題が表面化した。現時点ではこれが世界の最優先課題であり、相場動向を左右することは明ら

続きを見る

TIGERが吠える、ただし当面の底値は近そう

ウクライナ戦争で地政学的問題が最上位に浮上   このレポートのタイトルは「直感」「洞察」である。これに即して議論を進めるので、筆者の知らない事象や想像力を越える部分については放念願いたい。   今年のキーワードはTIGERであると書いたが、大方の想定を覆す形でウクライナ問題が表面化した。現時点ではこれが世界の最優先課題であり、相場動向を左右することは明ら

続きを見る

PAGE TOP ↑