「 木村喜由 」 一覧

4-5月に向け上昇の公算、中国発の波乱に注意

木村喜由のマーケットインサイト 日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 市場のデフレ懸念は過剰、リスクオフの反動場面がしばらく続く 日経225は2月12日に14865円まで売り込まれたが、その後3週間はほぼ一本調子で反発し、3月4日は17042円まで14.6%の急反発を見せた。一方ドル円は2月12日に111円付近まであったがその後115円を回復することのないまま本日113.5円付近で推移し

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スタグフレーションというシナリオもあるよ

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1381(2016年3月9日) 企業も芸能人も生き残るのは大変 不況になると物価は下がる。常識だ。ことに余り物に値なしといって、生鮮食品や季節物衣料のように鮮度が勝負の商品などは売れ残るとただ同然の価格で売られることになる。昼過ぎの築地市場ではそういう光景が日常的に見られる。バッタものといって、倒産した業者の在庫品を引き取り、安売り専門の小売店に流す

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腰だめのマイナス金利

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1380(2016年3月7日) 黒田総裁は物価を楽観、マイナス金利は見せ札かも いくつか外国中央銀行の金融政策の基本方針について書かれたレポートを読んだ。そこで感じたことは、日本以外の主要国中央銀行では概ね2%の物価上昇率を目標とするインフレターゲットが常識であり、日本銀行だけが唯一の例外だった。おそらく日銀がその設定を渋っていたのは、政策決定を司る

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しばらくリスクオンモード、4月以降18500円へ

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1379(2016年3月4日) 金余りの国内資金が株式にシフト、自社株買いも急増 株式市場は中期サイクルの上昇トレンド局面にある。日経225は2月12日安値14865円で中期サイクルの安値を付けたことが確定した。順当なら10-13週程度は強気バイアスが主導する展開となる。少なくとも5-7週程度の短期サイクル2つは上昇を続けるはずなので、外部環境によほ

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問題意識を共有しただけのG20

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1378(2016年2月29日) 状況に大きな変化はなし、引き続き中国経済に不安感 今回の上海G20で何かインパクトのある結論が出てくると予想した人は少なかったと思うが、案の定、現在の世界経済が抱えている問題点を整理、指摘し、「何とか対応していかなくてはなりませんね」「うんうん」と話し合っただけで終わった。今回のホスト国である中国の株価は週明け2.9

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結局債券よりも株の方がリターンが高そう

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1377(2016年2月25日) 国内年金も株式組み入れを高めざるを得ない 先週、日経でGPIF以外の年金基金の運用状況が報道された。GDIFは一昨年以来日本株、外国株をそれぞれ総資産の25%を目途に引き上げるべく行動していたのに対し、その他の年金基金ははるかに慎重な運用姿勢で、9月末時点で日本株の組み入れはまだ20%にも届いていない。結果的に国内債

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黒田総裁自身が語ったマイナス金利政策

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1376(2016年2月22日) 期待インフレ率の急低下に歯止めを掛けたかった 19日に日本女性エグゼクティブ協会で日銀黒田総裁の講演会があり、聴講してきた。演題は「女性の活躍と日本経済の将来」というものだったが、当然のように妙齢?のオバサン中心で遠慮のない質問はマイナス金利を含め金融政策に集中、これに総裁も懇切丁寧に回答に解説を加えたため、講演40

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