「 木村喜由 」 一覧

中期サイクル安値を迎えた。いったん急反発

  (2月14日配信) 中国懸念に欧州金融不安 リスクオフの売り殺到 2月12日までの動きは一方的なリスクオフ相場だった。皮肉にも、本来なら円安株高に作用するはずだった1月末の日銀のマイナス金利導入策は、売り方には絶好の戻り売り場面を作った格好となり、その後の下げが大幅となったことで、金融派生商品の買い方の強制的処分売りを誘発し、記録的な急落の引き金となった。 日経225

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ゆっくりと株式への資金シフトが起きる

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1374(2016年2月15日) 債券のリターンがなくなり、渋々株を買う人々がいる 前回書いた通り、売られ過ぎの度合いもひどかったし各種の条件も整っていたため、よほど悪い突発事件が起きない限り、大幅に上がると思っていた。株をよく知っている人ならこれは間違いなくバーゲンセールと思ったはずで、金額は大きくなくても買い出動するだろうし、機関投資家も株の比率

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極端な売られ過ぎ状態、勇気を出して買おう

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1373(2016年2月12日) リスクオフの流れに乗じた投機筋の売り仕掛けの公算 今日の下げは後から見ればセリングクライマックスであったと見られる公算が強いと感じている。売買代金が4兆円を上回り、株式先物の売買量も非常に大きかった。昨日も3兆5千億円以上出来ている。国内勢は個人から年金、投信まで広範囲かつ大幅に買い出動したのだが、売り方である外国人

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バリュー系の投資家が買い始めた

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1372(2016年2月8日) 減損特損を除外すれば増益、来期予想PERは12.5倍に低下 最初に下らない謎かけを。北朝鮮と掛けまして日銀の黒田さんと解く。その心は?その心は、どちらも経済が悪くなると人騒がせなことをやりたがる。お粗末様でした。 先週末の米国雇用統計は、非農業雇用者数が15.1万人の増加と、市場予想を下回ったことから、悪かったと

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魅力の銀行株、マイナス金利は蚊に刺される程度

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 Vol1371(2016年2月3日)     SWFによる換金売りで急落 昨日(2月2日)のシカゴ市場の225先物の終値が17440円。まあ日本市場で大きな悪材料が出たわけでもないので、17500円近辺で終わるかなと思っていたら大間違い、2月3日は朝方からバラバラとVWAPの売り(すなわち機関投資家が時間分散して一日中注文を出

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需給と業績懸念が上値を抑える

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1371(2016年2月3日) 本日の急落もSWFによる換金売りの公算 昨日のシカゴ市場の225先物の終値が17440円。まあ日本市場で大きな悪材料が出たわけでもないので、17500円近辺で終わるかなと思っていたら大間違い、朝方からバラバラとVWAPの売り(すなわち機関投資家が時間分散して一日中注文を出す)と思われる売りが出て、これに逆らっても勝てな

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日銀のマイナス金利は猫だまし、実体はほとんど空砲

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1370(2016年2月1日) 対象となる準備預金はほとんどなく、アナウンスメント効果のみ 筆者が何も出ないと思っていた日銀会合では、日銀に対する準備預金に対し一部マイナス金利を適用という、華々しい轟音が響いた。一応、マーケットはこれに反応して動いているが、実態が判明すると失望感が広がるだろう。 市場筋が追加緩和策として期待していたのは、九分方

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