「 木村喜由 」 一覧

弱気相場入りの様相、原油が大きく下がった別の理由

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1365(2016年1月14日) 支持レベルを次々に割り込む、夏のダブルトップが天井に 今日もとんでもない一日だった。225の高安の値幅は450円、後場に売り直され一時は773円安まであり、そこから大引けに向けて300円戻したことになる。本日の日足は前日から大きく下に放れてからさらに大きく売られたものの、安値からは引き戻し、長い下ヒゲを残した。一応底

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怖い新年だが安値拾いの好機か、急ぎ過ぎないこと

前回号発行時(12月11日)の日経225は19230円だったが、1月8日はほぼ17,700円、シカゴ先物は17,280円で終わっており、ほぼ2,000円の大幅安に見舞われている。前回号では18,000円以下への下振れの可能性が高いとしておいたし、原油価格下落による産油国の国富ファンド(SWF)の換金売りも予想通りであった。ドル円相場も円高方向への揺り戻しに警戒としていた。 中国減速でヘッジファン

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やはり「春節危機」に身構えておくべき

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1364(2016年1月11日) 年初から6日続落か、背景は中国発の世界不況懸念 世界同時株安と言って差し支えない状況だ。週末の米国株は続落し、NYダウは週間で1008ドル安、シカゴの225先物は17250円で大証大引けよりも440円安となっていた。米国雇用統計が市場予想を大きく上回ったにも拘らず、追加利上げの見通しが強まったわけではなく、米10年国

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20年ぶりの年初来4日続落、波乱の1年を暗示

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1363(2016年1月7日) 日本固有の悪材料がないのに大幅安、落ち着いて対処 新年早々泣きっ面に蜂で、サウジとイランの険悪化に続いて北朝鮮が水爆?実験に成功と宣言、未消化のところに上海市場がオープンから30分余りでサーキットブレーカー発動となり、15分の休止後すぐ終日売買停止となる7%安に達したため、制度導入4日目にして2回も終日売買停止に掛かるとい

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2016年はリスク削減より利益確定が重要

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 Vol1360(2015年12月25日) 2016年の景気はメディアが報じているより悪くなりそうである。米国のデータを見ていると景気は悪くないように思えるが、モーメンタムは急速に失われつつある。日本も含め、世界の製造業、特に資本財(何か儲かりそうな財物を生み出すのに使われるもの、消費財の対語)の需要は急速に伸び悩んでいる。 設備投資は減少局面 景気サイ

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「消費増税先送りでダブル選挙」の公算強まる

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 Vol1359(2015年12月19日) 書いた途端、いきなり怖い鬼が出てしまった 前回、怖い鬼が出るのはこれからと書いたが、18日金曜の日銀決定会合発表後の大波乱は物凄かった。225先物は朝方安値1万9175円まであったが、決定内容に変更がない場合12時前後に発表があるものが、12時50分までから長引いたことから、何らかの追加緩和策が含まれていると

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米利上げ後はドル強気筋の利食いで円高も

  前回号発行時は日経225が2万円手前だったが、資源価格安により途上国景況感悪化、デフォルト懸念が強まっているため、今後は反動安に警戒、割安感の強い銘柄以外ポジションを落としたいと書いた。その後、一時2万円に乗せる場面もあったが、本日(11日)のメジャーSQでは19000円割れとなった。 米利上げはゆっくりと、円高株安に要警戒 今後の焦点は来週の米国FOMCでの利上げだが、実

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