「 木村喜由 」 一覧

木村喜由のマーケット通信
緩和マネーの逆流が始まった
これまでの株高は債券市場から逃げたお金の玉突き現象

 日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 前回、債券相場の下落を伝えたが、そのきっかけとなったのは、著名債券投資家ビル・グロース氏の後を次いで債券王というあだ名を持つことになったダブルライン・キャピタルのガントラックCEOが、超低金利となった独国債の空売りを強烈に推奨したことだった。特にー0.2%のマイナス金利になっていた2年物国債については「先物で100倍のレバレッジを掛ければ無リスクで年率20

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木村喜由のマーケット通信
決算発表ラッシュ突入、株主還元策も株価への影響は微妙
東芝が握るエネルギーの本命

 日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 本日(4月27日)から決算発表ラッシュとなるが、大勢は昨報の通り、「前期実績は総じて非常に良好だが今期予想は渋い」というもの。本日(4月27日)は人気銘柄の資生堂(お昼)やコマツといった中国関連株と、225寄与度上位のファナック、エレクトロンが注目された。コマツ以外はそれぞれサプライズ材料があって、今期大幅減益の資生堂は急落、引け後発表の2銘柄はともに大幅

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木村喜由のマーケットインサイト
2万円大台乗せも裁定残急増、いびつな上昇
反落警戒も割安銘柄はまだある

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 <2015年4月号> 日経225は4月10日のSQ当日に一時2万円大台に乗せた。長い目で見ればこれは通過点に過ぎないという見方に賛成するが、相場のリズム、経験則に従えば、ここは最近上昇の目立った銘柄の目先天井を付けるタイミングと見るべきであり、大きく利の乗った銘柄は利益確定し、株価指標で割安感の強い銘柄にシフトすべき局面である。 下値不安は小

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日経225架空の高値更新
ヘッジファンドは下にも振る
需給良好、押し目を拾う勇気はあるか
木村喜由・JAIIアカデミーレポート

(ジャイコミ編集部より)JAII(日本個人投資家協会)アカデミーは、JAIIセミナーよりも小規模かつディープな会員向け勉強会です。3月26日に開かれたJAIIアカデミーについて、配布資料を特別公開してお届けします。図8点を贅沢に掲載、銘柄情報もアリです。 原油価格急落後の市場展望 講師:日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 ◇ポイント ECBの量的緩和で流動性バブル再加速 米国の

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人気銘柄で短期間に儲けようとする不勉強な投資家たち
金融リテラシーを高める教育ができるのはバイサイド
JAIIセミナーレポート理事鼎談

2月25日に開かれた日本個人投資家協会創立20周年記念セミナーのレポート、最終回は理事3人による鼎談「これからの10年・大局を読む」です。 岡部陽二副理事長(中央)、木村喜由理事(左)、大井幸子理事(右)が、生き残る投資家の極意は?金融リテラシーをどう高めるか?意見をぶつけあいました。個人投資家が集い、証券界にモノ申す日本個人投資家協会の意義が改めて浮かび上がった鼎談の一部分をテキストでお届

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木村喜由のマーケット通信
日経225来期予想PERはインデックスベースで19.38倍と割高も、割安銘柄はまだある

 日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 先週金曜日(3月13日)に会社四季報、日経会社情報が発行され、新年度の業績予想が更新された。あと2週間もすれば3月期末を迎え、その後は新年度となるが、株式投資の基本が当期利益予想に基いたPERという尺度に基いており、もはやすべての投資家は来期予想PERに移行しつつある真っ最中といってよいだろう。そこで筆者も一足先に来期予想ベースで日経225採用企業のPER

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投資家保護のバランスは永遠の課題
落語「寿司処・錦湧兆(きんゆうちょう)」【下】五味廣文・元金融庁長官
JAIIセミナーレポート

2月25日に開かれた日本個人投資家協会創立20周年記念セミナーのレポートです。 冒頭で落語家「木村亭きよし」こと木村喜由理事が披露した「寿司処・錦湧兆(きんゆうちょう)」を上編でお届けしました。投資家保護を名目に煩わしくなるばかりのリスク管理を、寿司屋を舞台に茶化した落語ですが、ゲストの五味廣文・元金融庁長官が講演の前段で見事に受けてくださいました。 (五味廣文・元金融庁長官)

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