「 木村喜由 」 一覧
急落時には安値を拾う
ギリシャは影響少だが中国の大幅減速は世界景気に波及
木村喜由のマーケットインサイト
2015/07/11 | マーケットEye マーケットインサイト, 木村喜由
市場には不思議と波乱になったり、最安値、最高値を付けに行くような極端な値動きをしやすい時間帯がある。その筆頭は8年間に5回、19か月おきに6週間ほど起きる金星逆行(天球の黄道上で見かけだけ東に動く)の時期である。今年は獅子座で7月25日から9月9日まで逆行する。 写真提供 NASA[/caption] 金星逆行の時の相場にはおおまかに3通りのパターンがある。 逆行開始日に向け
木村喜由のマーケットインサイト
米国利上げ接近、波乱含みで軽めのポジション維持
2015/06/13 | マーケットEye マーケットインサイト, 木村喜由
日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 <2015年6月号> 世界景気減速予想なのに債券利回りが上昇 5月12日以降のマーケットは、かなりトリッキーな動きとなった。5月末までは米国を中心に世界の経済成長率が減速しつつあることに反応し、リスクオフから米国に資金が戻ると見て、米国長期金利が低下、ドルは上昇した。一方、通貨下落を好感した日欧株価が上昇、特に日本株は6月1日にかけ歴
木村喜由のマーケットインサイト
債券市場の変調、緩和マネーが逆流か
流行りの「低分散投資」の愚
2015/05/12 | マーケットEye マーケットインサイト, 木村喜由
日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 <2015年5月号> 昨年12月以来のマーケットは、原油価格をはじめとする商品市況の下落と、ユーロの急落・欧州株式の急騰を基調として大きなうねりが生じていた。米国の利上げが徐々に接近するとはいえ、日欧の中央銀行によるハイペースの資金供給により、市場は緩和マネーがジャブジャブに溢れる状態となり、あまりの低金利に債券市場で再投資できなくなった資金が株式市場