「 マーケット通信 」 一覧

ブラックマンデーからロシアは崩壊した。ではコロナ暴落では?

結果的に財政難で軍事費が維持できず政権が崩壊   筆者も毎年、翌年の展望を纏めている。昨年はTIGERが頭文字のイベントに注意しろという意味で「ウォッチ・タイガー」としたが大当たりだった。来年は「暗中模索」とするつもり。基本的に今年の流れを引き継ぐが、今年が転換の起点であったものが、来年は実勢への悪影響が進展し、抜き差しならないものとなり、崩壊すべきものと生き残るものの選別が

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プーチンが亡命準備をしているとの報道

ウクライナ戦争は日本の防衛予算や財政を左右する   世界にとって来年一番重要となりそうなイベントは、ウクライナ戦争の帰趨だろう。筆者は最終的にロシアが全面的敗北に至るとみているが、早期に穏便な形で終結してほしいという望みは読者と同じである。もしここでウクライナが屈服するようであれば、力技のゴリ押しで領土拡大が可能という実例を残すことになり、同じ安保常任理事国である中国の侵略的

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米国雇用は一段と逼迫、まだ下げ相場は三合目

利下げ期待が強いのに景気悪化は軽微と考える矛盾   今の米国市場は、金融引き締め局面が半年以内に終わって、夏場以降利下げ局面に入るということを前提とした価格形成になっている。しかも、株価に反映されている未来は、この利下げ局面はGDPや業績の下降を伴わない、非常にマイルドなものだとしている。バブル期間中にものすごい規模で積みあがっている、採算が立たないような先行投資、ベンチャー

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やっと米国の金融引き締めが始まる

FFレートがやっと長期期待GDP成長率を上回ってくる   マーケットで形成される債券利回りからは、来週FRBが利上げを計画しているなど信じられない。米10年債は7日に一時3.40%まで低下。1か月半前は4.33%まで上がっていた。2年債はさほど動いておらず、1か月半前4.63%、ピークが11月4日の4.88%、12月2日4.18%まで低下。   14日の

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毒入り危険、食べたら死ぬで。利下げ楽観論

利下げの前に起きることを無視している米国市場   関西生まれの方なら、タイトルが84年のグリコ森永事件で「かい人21面相」が森永製菓に送った脅迫状に用いたフレーズであることに即座に気が付いただろう。新聞記者上がりの作家塩田武士がこの事件を20年余り追い続けた読売の記者と出会い、綿密な取材を元に書き『罪の声』というセミ実録作品として大ヒットとなり、『鎌倉殿の・・』で主演の小栗旬

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巨大需要が見えない中での半導体投資ラッシュ

IT系の新製品なし、対中制裁が狙いの大型投資   小学生時代から、自分で何かを調べて、その結果や展望を人前で発表するのが好きだった。85年の初秋、生保会社での大阪在任中に長谷川慶太郎の講演を聴講した。ほぼ同時にプラザ合意による急激な円高が始まった。筆者は意を決した。自分の興味があるのは変化の乏しい生命保険業界ではなく、あちら側だ。変化=リスクに対するクッション役である保険会社

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バリュー株主導で日本株のジリ高が続いている

TOPIXが年初来高値に接近、年初来高値を抜けば青天井も   このレポートのタイトルでいう「マーケット」とは、野菜や材木のような一般商品の取引場所という意味ではない。余剰資金の運用先として、売り注文と買い注文の激突する、対決の場所としてのマーケットである。一般商品では、売り手と買い手の合意によって価格が決まる。しかし取引所では、大勢いる潜在的な買い手集団、売り手集団の中で、今

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