「 マーケット通信 」 一覧

米10年債利回りが一時1.8%台乗せ、3月のピークを越える

オミクロンで感染急増も恐るるに足らず   1月第一週はイベントに満ちていた。日本では誰もが想像しなかった速度でオミクロン株感染者が増加、米国ではFOMC議事録公表と週末の雇用統計で動きが生じた。日経225ばかり見ている人は新年早々冴えない相場だなと思っただろうが、TOPIXは年末比0.17%高で、特に銀行や自動車株を持っている人は久々に留飲を下げたことだろう。若い人の言葉なら

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バブル膨張の根源は中央銀行の過激な緩和

来年は日本も含め状況逆転、大波乱の予感   今回が年内最終となる。1年前に考えた2021年の中心テーマは、新型コロナ対策としての過剰な財政出動と金融緩和、米国の政権交代に伴う「大きな政府」への転換、脱炭素社会への世界的な流れ、中国の債務不安などだった。ゴルフのパットのように先行きの芝目や傾斜の変化を読めば、前半はバラマキによる経済成長と過剰マネーでバブル相場となるが、後半はコ

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米国が最高値更新となっても日本株が追随しないのは

日本人が売っているから   米国株の中核指数であるSP500はここ3日の上げで3.45%上昇、2週間ぶりに史上最高値を更新した。複数の強力な支援材料が重なったためである。第一が、英国、南アフリカの研究機関からオミクロン株は感染力は強いものの軽症で終わることが大半で、従来株に比べ感染者が入院に至る比率が7-8割低下、入院して以降の経過は従来株並みであったとの報告があったこと。言

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オミクロン株、日本は逃げ切り勝ちの公算

現在まで国内二次感染なしは驚異的   新型コロナウイルスは2年前に存在が確認されて以来変異を重ねてきたが、オミクロン株では感染および発症のメカニズムが大幅に変化しているのが明らかになった。直近の香港大学チームの研究では、感染後24時間のウイルス増殖速度は、気管支ではデルタ株など従来株の70倍だったのに対し、肺では10分の1以下だった。このことは、せき、唾液などによる感染拡大の

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「福笑い」のような相場つき

現実、展望と関係なく価格形成が行われている   前回、バブル相場の際には投資家が欲望のために見境なく買い進む動きが起こるため、理屈に合わない相場展開になることがあると書いた。昨晩のFOMCでは市場参加者が想定しうる範囲で、最もタカ派、つまり金融引き締めに積極的な判断および将来展望が提示されたのだが、これを受けた米国市場では、債券利回りは全く上昇せず、景気拡大が順調であることの

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89年12月の東京市場を思い出す

理性でなく投機と欲望がマーケットを支配する米国市場   今月最大のイベントが来週の米FOMCであるのは衆目の一致するところ。それに向けた最後の重要経済データが木曜の週次失業保険と金曜のCPI(消費者物価)であった。結果はほぼ事前予想に沿った非常に強い数字であり、しかも「感染症の法王」ファウチ博士がオミクロンによる重症化の可能性は低いとお墨付きを出したから、しばらく行動制限が強

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パウエル議会証言、テーパリング加速を示唆

やはり大統領の動向に敏感に反応   昨晩の米上院公聴会で、パウエル議長は2つ重大な発言を行った。現状のインフレに対し、「一過性である」との見解を撤回、毎月の資産購入額削減(テーパリング)幅の拡大を示唆した。パウエル氏は政府首脳の姿勢に忠実なので、大統領が明確にインフレ鎮圧を最優先課題として宣言している以上、これに沿った対応を取るだろうと予想されていた。  

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