投資に強くなる投資家メディア【ジャイコミ】個人投資家を目指す人、投資に強くなりたい人のマーケット情報配信中
2017/02/10 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
業績は想定以上に良好、株に割安感強まる このレポートは10日の引け後に書いている。ここ1か月間は株価水準がほとんど変わっていないものの、10-12月決算の内容は想定以上に強く円高なのに前年同期比2割増益、その分だけ株価の割安感は強まった。筆者の予想ベースで日経225採用銘柄の時価総額ベースの今期予想PERは14.91倍、来期予想は13.55倍となっている。今期キャッシュフロー倍率は7.54倍と先
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2017/02/08 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
売りたくて売っているわけではない個人投資家 最近の円高の背景についてもう一つ付け加えておきたい。3週間ほど前からトランプ相場、つまり米国債が売られドル高円安、株高が進む流れに変調が見えるが、その理由として米行政管理予算局(OMB)長官(日本流に言えば政府支出を仕切る部門の大臣)にティーパーティーのメンバーであるミック・マルバニー下院議員が就任したことが挙げられる。 マルバニー氏は米国議会の
2017/02/06 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
為替と債券を絡めた大手投機筋の売り叩きがあった模様 ドル円は1月17日の夜に112円台に突入して以来、反発しては再び安値トライという動きを繰り返し、すでに3週間のレンジ相場を経過している。日経225も、ほぼドル円の動きに連動して上がったり下がったりしている。大発会の日だけは大幅円安と株高で景気のよいスタートを切ったものの、その後はさっぱりである。日銀のETF買いが7000億円以上入っているが、こ
2017/02/01 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
責任ある部署に正しい危機感を持つ人がいないこの国の仕組み 本日の衆院予算委員会では日銀総裁も出席し、珍しく?本来のメインテーマである財政問題に絡んだ熱い討論が行われていた。大変結構なことである。10日ほど前報じられたように2020年度のプライマリーバランスゼロの目標は、楽観的な政府経済見通しが実現しても8兆円強の赤字が残り、事実上達成不能の情勢であることが明らかになった。 実際には政府見通
2017/01/30 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
日本の12月期決算は上方修正含みでスタート 1月30日現在225採用銘柄で12月までの3か月間に終わった決算を発表した企業は32社でその時価総額は対象の17.0%である。このうち3か月前の通期予想から下方修正となったのはNECとヤマト運輸だけ、上方修正になったのは12社もある。単純に為替メリットでよくなったわけでもなく、収益力が着実に改善している印象だ。 しかも円安によって外貨資産の評価が
2017/01/26 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
リスクオンの色彩が強かった本日のマーケット 予想された通り米国では債券安・株高のリスクオンパターンの展開となり、ダウはあっさりと2万ドル乗せを達成した。短期金利先物市場の動きからは、3月15日のFOMCで利上げが実施される確率が25%ほどあり、これを織り込むなら10年債利回りは2.6%程度になってよい。トランプ政策云々(うんぬん)がなくても順当なら年末3.0%に上昇するはずで、債券価格は低下する
2017/01/23 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
米国の失政を前提としたシナリオをメインにすべき ひどい就任演説だった。自分勝手なご託を並べ立てる選挙戦当時のスタイルに逆戻りだ。国際協調とか、合理的判断というのを横に置いて、アメリカファーストと繰り返しているが、アメリカ国内にもいろいろ複雑に利害が対立している。もしトランプ氏が自分を大統領に押し上げてくれた北部の中高年白人労働者にいい目を見せてやりたい思いから、「Buy America,Hire