「 マーケット通信 」 一覧

【上級者向き】 この円高は投機筋の仕掛けだろう

日銀のETF買い期待が空振り 本日のドル円は安値99.65円まであった。6月24日のスパイク型安値の99.00円にはまだ間があるが、パニック時に付けた安値と今回の安値は意味合いが違う。BREXITパニックの時はまさかの安値だったので、ドル買いの注文がカラカラで、連鎖反応的なロスカットでどこまでも下がってしまった。しかし今回は通常取引の時間にドル売り需要が寄せられたものなので、ある程度は実需の状況

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【上級者向き】 企業業績、本当にきついのは7-9月

業績下げ止まりをいうのはまだ早過ぎる まだ一部未発表があるが、主力銘柄の決算発表は先週末で終了している。4-6月の結果は日経や各社のアナリスト予想より若干よかったため、今後の業績への不安は後退しているが、為替相場の動きと対比すると、それほど楽観できる状況ではない。 というのは、3か月平均のドル円相場は、昨年4-6月が121.35円、今年が108.17円で10.86%の円高だったのに対し、昨

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【上級者向き】 上値は為替相場次第、投機筋が乗ってくれば急騰も

ヘッジファンドの債券強気シナリオが崩れることが条件 投機筋の基本戦略が大きく変わったのは昨年6月の中国株クラッシュからである。政策主導で持ち上げてきた中国経済の先行き不安が台頭し、商品相場も大きく値下がりしたため、今後は成長率低下と業績悪化を念頭に入れ、基本的にハイリスク資産を減らし、ローリスク資産にシフトする運用方針が流行となった。 日本の場合、昨年6月上旬にドル円相場が125円台後半で

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【上級者向き】 だからバズーカ3だと言ったんだ

国債買い増しやマイナス金利にこだわる愚かなエコノミスト 7月の政策決定会合でエコノミストの多くは、日銀の金融緩和政策はすでに限界に来ており、追加緩和をやってもさほどの効果はないが、デフレ脱却の目標から遠ざかっている事実を前に何もしないでは、市場のネガティブな反応が確実であり、日銀としてもメンツが立たないだろうから、大幅な追加緩和措置を取るだろうと予想していた。 しかし追加緩和の対象に、国債

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【上級者向き】 ドル円100円の攻防戦、守り切ると株価急反発も

BREXIT時の安値とダブルボトム形成なら、ドル円も株価も急反騰へ 筆者の認識では、黒田日銀はバズーカ3を発射したつもりだと思う。就任直後のバズーカ1ではETF買い付け1兆円を打ち出して株価は直前安値から25%高、14年10月末のバズーカ2では買付け枠を2兆円増額し、少し時間を掛けながら30%高を実現した。それが今回は他の金融商品をいじらなかった代わりにETFの買付け枠を2.7兆円も拡大したのだ

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【上級者向き】 これで面白くなった日本の政治

東京都民がアンチ自民党の本領発揮、小池勝利の背景に猪瀬氏の側面支援 都知事選は、公示日に予想された有力3氏の接戦という見方を覆し、小池百合子氏の圧勝という結果に終わった。鳥越氏は直後のインタビューで勉強不足を告白、これに女性スキャンダルが追い討ちをかけて早々と後退。焦点は、政治関心度の高い人々から高い評価があったが一般市民に知名度の低い増田氏がどこまで無党派層を取り込めるかとなった。 だが

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【上級者向き】 なかなかよく考えた日銀の追加緩和

効果ゼロや逆効果の策を削ったらETFの増額しか残らなかった 市場の追加緩和期待が2回空振りになっていただけに、今回は日銀もさすがにゼロ回答はしにくいだろうと予想されていた。それでも本当の危機が訪れた時に有効なカードが残っていないことを恐れて、今回も見送りという可能性はありえた。それでも、米国の金融環境が、近い将来の緩和とか急速なドル高を暗示していなかったので、日銀としてはむやみな円安誘導と思われ

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