【初・中級者向き】映画「翔んで埼玉」と日韓関係と3月買い場

公開日: : 最終更新日:2019/03/10 マーケットEye, 無料記事 ,

私の生まれは江東区深川清澄町だが、小、中、高と埼玉県浦和市、現在のさいたま市浦和区で育ったいわば準埼玉県民だ。昭和20年3月10日の東京大空襲で深川の家は焼け出され、祖父の隠居所だった浦和にコロがり込んだ。

本当は埼玉を、からかいまくる映画だから、パンフレットにも「埼玉の皆様、映画化してゴメンなさい」。とある。でも映画館は満員だし、皆ゲラゲラ笑っているそうだ、と聞いてさっそく観たが、びっくりした。本当だったのだ。

原作は未完の劇画。それを「テルマエ・ロマエ」の竹内英樹が監督、主演は私のお好みの二階堂ふみ。まあ楽しめるから気楽にご覧ください。私が笑ったところは最後に書きますから。

最近面白かったやことは、今回のトランプ=金会談の物別れについての報道と現実の格差だ。ワシントンでは共和、民主両党とも「北に譲歩しなかった大統領」として評判が良かった反面、NYタイムス、ワシントンポスト、WSJなど「失敗」「成果なし」などの冷たい見出しを揚げたことだ。

私は思い出す。かつてレーガン=ゴルバチョフの会談が86年10月にレイキャビクで、開かれたが、米ソ和解をいったん破談にし、反対派を説得して回ったあと89年のマルタ会談で話をまとめた。

ケンカ別れでない限り、米朝問題は本年2月では問題解決には早すぎる。大統領選は来年11月だし。

今回の物別れが、計画的な破局だったと考えられるのは、二日目の閣僚参加会議にこれまで米朝関係を好転させようとしていたビーガン特別代表は後ろに座り、ポンぺオ国務長官とボルトン安保担当補佐官がトランプ大統領の両脇に座った。おそらくボルトンに厳しい条件を言わせたのではないか。

どちらにしても、今回の会談決裂でトクをしたのは日本、安倍首相に違いない。

破談にならなければ、金主導の下で文大統領が推進していた「北」が核保有したまま南北連邦のシナリオが進行してしまっただろう。逆に懸命に対「北」の制裁緩和をオイシイ話をしながら推進してきた韓国文大統領は、トランプ大統領に「オマエの言ってきた話と違うじゃないか」と言われそうだ。ともかく文韓国大統領は米国には「金氏が完全廃案の意志あり」と、また「北」には「制裁緩和が近い」という八方美人外交をしてきたのだから。

日本?米国が下手に融和姿勢に傾いて、北の非核化、拉致問題なども前進がないまま制裁緩和なんかやられたら、たまったもんじゃない。その意味では、ソンをしなかった。

まあ今回は、これでひとまず胸をなでおろしたが、例のいわゆる徴用工問題、それに先立つ慰安婦問題、レーダー照射、韓国国会議長の天皇陛下への暴言など。早く核つきで南北合邦して、日本から金を巻き上げようという政権が、韓国を握っているんだから、ひどいことばかり。

レーダー問題は民主党が政権を握っていた悪夢の3年間に何回かあったらしいが、当時は一言も抗議しなかった、とか。日本の方にも一端の責任はあるかも。

そうそう。今回「翔んで埼玉」を観ていて感じたのは、埼玉県民に対するいわれなき差別と日韓と似ているな、ということを。

いま南と北の北朝鮮人が日本に対して持っている対日劣等感と、逆に古代の文明伝達者として持つ優越感、つまりアンビリバレントな感情があるのではないか。

私は日債銀にスカウトされたとき、頭取から世界中の支店を回ってください、と言われて最後にソウルに行った。駐在事務所があり、その所長はDという旧大名の子孫だったが、山一時代から知っている韓国人が「日債銀には絶対、商談なんか持ってかないよ」と耳打ちしてくれた。「何故?」「だって豊臣秀吉の家来だから」。驚き呆れた私にその韓国人は「私の知人に住居を秀吉の家来に焼かれた、と言っているよ。」呆れた!

今回は相場の見通しとちょっと違う内容なので、がっかりされましたか?実は、」再来週あたりの押し目を狙うつもりです。ところで、少々、セリフから―。

「つい10年ほど前はランプと囲炉裏で生活したほど。やっと電気が通じて、テレビは庄屋様の家に集まって見物―。

「県知事閣下はいまだに県民から年貢を取り立てています。

「埼玉は東京に行くのに通行手形が必要です。なかなか手に入らないので運よく花の都東京に行かないで一生終わる人も多い」

最後に「埼玉県のうた」から抜粋を。

「どんなに歩いても海がない。経済企画庁の調べでは住みにくい県第1位は埼玉、しかも6年連続」

「最多の自慢は快晴日数日本一、せっかく晴れてもお出かけスポットがない」

これ以上書くと「埼玉の女性は日本一の貧乳」(某タレント)とか「ダサイ(別の有名タレント))とか、ひどいことになるので、今回はこれで終わり!

(第953回)2019・3・3

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