緊急版「まだまだ続くお愉しみ」第983回 遂に来たドカン!底値は?どうするか?銘柄は?

三谷幸喜監督の最新作で、大ヒット中。主人公は悪徳政治家の主将黒田
 (中井貴一)。あまりの非道で支持率2・0%だが、なお地位にしがみついて
いる。ついに投石され、その一つが頭に命中、全く記憶を失ってしまう。この
ことはごく少数のものしか知らず、政治のド素人が首相としての毎日を送る。
 一方、愛想を尽かせた夫人は夫の元から逃げ出し、欧州に行く準備を進め、
まだ首相のハンサムな秘書(ディーン・フジオカ)ともデキている。首相の方
は野党第三党の女性党首(吉田羊)とクサい仲。お色気シーンはないが、この色
がらみが映画の終局につながってくる。
 石ころひとつで、昔はともかく近い過去をすべての記憶を喪失した主人公と
同じに、株式市場ではNYも東京も、このまま戻り高値に進めばいいが、寸前
でUターンすればやはりドカンになる。ほんの少しの材料で。
 もちろん、私はそのドカンの後はカンカンの強気。詳しくは後述いたします

では、そうしたテールリスクはあるが、もちろん!すぐに私の頭の中をよぎっ
たリスクを列挙してみよう。
1 NY市場での最近の異変。まず逆イールド、次にレポ金利の急騰とこれに
伴うコマーシャルペーパ市場の発行量急減などなど。すべてリーマン前に
もあった現象。誰もが考えるのは、FRBが金利引き下げという弾ガンを
打ち尽くした後の状況だ。やはり財政出動、財源は超長期債になることも
目に見えている。
2 EUでもECB新総裁のクリステイーヌ・ラガルド女史が「越権行為であ
っても危機脱出に必要ならば(これまでもそうだが)あらゆる政策を発動
する」と述べた。中心のドイツ経済は4~6月期GDPがマイナス成長しか
も7~9月期もマイナスと予測されている。まさに危機が切迫しているとい
う認識だ。恐らくドイツ経済の危機にプラスして、ドイツ銀行の処理も入
るかも。
3 中国では逆に、危機への認識が誤っていることが問題だろう。「持久戦
」(毛沢東著)を大々的に配布したのがその証拠だ。トランプ旋風が一時
的と考えるのが誤りなのは誰の目にも明らかなのに。ペンス演説にある通
り、中国の国家情報法に乗って、たとえばファーウエィは情報を中国政府
に提供しなければならない。この法律を改正する気がなければ、米中覇権
戦争は止まない。
4 新興国にも問題が多い。ドル建ての借り入れが多いのが共通しており、ド
ル価値の上昇は負担が重い。特に輸出が急減している韓国(1月から9月中
旬までの前年同期比マイナス22%)は、すでに外貨準備に不安がある。

また香港は10月1日の中国の建国70周年を過ぎると、デモ制裁が激しく行わ
れ、第二の天安門事件の可能性がある。もちろん人命が失われると、香港
への金融制裁が行われる。中国の金融取引の6~7割は香港経由だから、中
国の経済破綻につながる。
5 中東でも、先日のドローン攻撃が再現されるリスク、またサウジ皇太子の
失脚などドカンの材料は十分にある。原油価格の上昇が発生すれば打撃が
大きい。
さて、これだけドカンの材料の候補を挙げたが、みながみな、中期的。来週と
か来月という時点の予想とは結び付かない。
 下げ相場については、私が一目も二目も置いているテクニカルアナリスト伊
東秀広さんは「急変が近い」と警告を始めた。NYダウも目先平均も波動で見
て10月5日の週から下がるという内容。
 しばしばこのブログに登場していただいている箱田啓一さんは、最新のレポ
ートで「10月3、4日がピークで、10月24日が底値(買い場)になる」と明確
に予測しておられる。
 
その後は?もう一度揺り戻しというかダメ押しはあり得るが、私は積極財政政
策採用を条件に、3万円への挑戦が始まると観ています。私は基本的にはカン
カンの強気です。
 映画の終盤、政敵が記憶喪失の事実を嗅ぎつけ、閣僚の写真を見せて、姓名
と役職を言えと迫る。意外なことに主人公はピタリと回答。秘書が後で聞くと
、実は記憶が戻っていた。
 私もこれと同じ。カンカンの強気は変わらないが、10月の下げを前提として
いるので、この下げが完了したら、主人公じゃないけど、元の強気の私に戻り
ます。どうぞご心配なく。
 ただひとつの心配はリチャード・クーさんが言う
。「on-again off-again」つまりちょっと1年位、財投で
予算増加をしてすぐやめてしまうのが一番ダメ。
麻生副首相のフトコロ刀として知られる或る元高官に、この不安を聞いたら
「あの方は元々積極財政論者です」との返事だった。まあ老婆心はやめておこ
うかな。

NY株式市場が二日間に900ドルも下落した。私がこのブログで先週も警告していた「ドカン」が現実化した。

 NYへの連れ安で東京株式市場も下落するだろうが、恐らく日経平均2万円は割れないで、せいぜい2万1000円の攻防戦に止まるだろう。

 NYの方は問題が多い。長期上昇基調が変わらない10%の下落を予想しても(楽観的と言われそうだが)、2万5000ドルは割る計算だ。

 きっかけがISMの製造業指数が47・8と10年ぶりになったこと。これで米国経済の先行き不安が投げのきっかけになった。続いて民間の調査で、失業問題が下げの材料になった。恐らく今月の最終(箱田さんによると10月24日)まで調整が続くだろう。

関税戦争の激化も材料になった。対EUで航空機などに10%、品目によっては25%。NY市場は米中関税戦争が激化すると売りで、慌てたトランプ政権がソフトな発言をして市場が好感して反発を繰り返してきた。今回はダブルだ。

 対中の方はどうか。中国側は、依然としてトランプ落選に希望を持ち「持久戦」を戦略にしている。11月16,17日のチリでの米中首脳会談まで明瞭な動きは期待できまい。

 となると世界貿易の縮小のほかに米国消費者物価の関税による上昇、これを反映して米国長期金利の上昇というNY市場にとって極めて重い下げ材料が控えている。こちらの方は本格的な「ドカン」だ。2020年のどこか(大統領選後と考えているが)で発生するだろう。

 日本株の方は元々割安だからせいぜい2万円少々割れる程度。しかしNYの方は昨年12月24日の2万1792ドルで止まれば万歳だろう、

 では、どうするか。私がおすすめする日経ブル型ETFを例えば10月末に仕込み、日経平均の15%上昇で3割の利を得る作戦がある。

 下値で仕込みたい銘柄を買いチャンスとする方法も、もちろん、ある。銘柄については、テクニカルアナリストお二人の注目銘柄を挙げておこう。

 先週も挙げたプラザ投資顧問の伊東秀広さんは、悪材料はすべて織り込み。配当利回りも良いとして武田薬品(4502)。加えて大正製薬(4581)、アンジェス (4563)も挙げている。

 一方、SMBC日興証券の吉野豊さんは富士通(6792)、日本電子(6951)、シーイーシー(9692)、東急(9002)などなど。ご参考までに。

 今週は事態の緊急性にかんがみて週末でなく、木曜に特別版として書きました。

 本来は「人間失格 太宰治と3人の女たち」を取り上げるつもりで見てあったが、主役の小栗旬が目立たず、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみの三人が目立つ。蜷川実花監督のファンにはお勧めだが、私には日光の手前、イマイチだった。

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