映画「用心棒」と対ドローン兵器での日本メーカーの優位性。そして米大統領選の年は株高というジンクス

映画「用心棒」と対ドローン兵器での日本メーカーの優位性。そして米大統領選の年は株高というジンクス

2024・1・7(第1207回)

ご存知、黒澤明監督の快作。主演の三船敏郎氏は数々の主演賞を獲得した。

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<出所:アマゾンより>

風来坊の浪人(桑畑三十郎)が、北関東の宿場にやって来る。町ではヤクザが二手に別れて抗争をくり返していた。これを双方で殺し合っておさめようと、主人公はさまざまな策略をめぐらす。

この映画のカタキ役でピストルを使う仲代達矢が何とも凄い。主人公がどうやって銃に刀で対抗するのかという興味も、映画の見どころになっている。

幕末の江戸時代、ピストルが無敵の武器だったように、ドローンが現代では将来を含め無敵になろうとしている。かりに原子力空母を攻撃できれば、米国は確実に覇権を失う。

ダイアグラム, 設計図

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<出所:ダイヤモンドオンライン

現在、図のように3種類のドローン撃墜手段がある。

私が複数の元空将、海将クラスに取材したら、レーザーでは、わが国の三菱重工業(7011)、川崎重工業(7012)が群を抜いている。米国から(私の想像では)技術導入したのかも知れないが、やはり日本はすごい。

一方、民生用の市場にもふれておこう。

世界では2022年は2.5兆円~4兆円。これが2027年には4兆~6兆円になると予測されている。一方、日本では2022年2000億円、2027年5000億円。

機体メーカーでは中国が首位を含め高い地位を占めている。特にDJIは民生用が7割のシェアを持つ。日本のACSL(6232)は18位にすぎない。それだけに軍事用やレーザーによる撃墜兵器が注目される。

テーブル が含まれている画像

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<経済産業省「令和4年度重要技術管理体制強化事業:小型無人機(ドローン)に関する市場および技術力調査」>

ところが、大発会はNY安の影響からか、大幅安で始まった。年初早々、パンチを食らった形だが、私は前号に書いた通り強気だ。理由ですか?

期初は機関投資家の売りが出るし、信用取引の最後の売りが出る。

私は11月には日経平均3万7500円という目標は少しも変えない。米国大統領選の年は、ほぼ90%、株高の1年である。押し目買いに徹ていすることだ。銘柄は前回に述べた。

ところで顧客に高値で売りつけようとする不届きなヤカラの噂を耳にする。桑畑三十郎の名セリフを想い出す。

「用心棒、用心棒たって、いろいろある。雇った方が用心しなければならない用心棒だってあらぁな」

では皆さん、GOOD LUCK!

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『日本経済大復活 GOLDEN CHANGE』(Gakken)

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(今井澂著、216ページ、1600円予定)

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